要興業(6566)のIPO新規上場情報

東証2部上場のリサイクル関係。IPOラッシュの終盤で東証2部中規模は初値が厳しいか？

買いやすい価格帯スタートで、公開価格よりちょい上の穏便なスタート気配

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

クリスマス上場ながら、東証2部上場の漢字社名地味系案件。
直近で多いリサイクル系のIPOとなり、業種の注目度は多少出てきているか？

12月の上場ラッシュの終盤で、ややご祝儀アノマリーはありそうな予感。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年3月度の単体予想EPSは59.61円。
想定価格700円から計算される予想PERは約11.74倍。

同業種のPER比較的には若干のディスカウントを感じるが、業績の伸びはないので注意。
逆に言えば、現状で多少のディスカウントがなければ買う気は起きない。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約36.3億円（想定価格ベースOA分含む）の大型IPO、
上場市場は東証2部。主幹事は野村證券。

公募売出比は約半々といったところ。オファリングレシオは若干高め。

ベンチャーキャピタルの保有は気にする必要がないレベル。
ロックアップに関しては90日で価格解除要件なしと厳しめ。
ストック・オプション制度がないのは東証2部上場の期数の大きい企業らしさがある。

東証2部でやや規模が大きいところで需給面は微妙なところ。
価格帯が買いやすいのと、割安感を出しているのでなんとかなるかレベル。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

社名や業績推移からすると人気化は難しい。
ゴミの収集やリサイクル事業なので、需要としては減らない産業で必要斜陽企業なイメージ。

ただ、オファリングレシオの高さや売出元などを見ても企業に対して愛着はなさそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

クリスマス上場ながら地味系で初値公募割れリスクになる部分が多く微妙銘柄。
買いやすい価格帯に値ごろ感はあるので、初値期待をせずに普通に割安株を買うイメージで向かいたい。

要興業と漢字社名なだけで古臭くなるので、社名変更して「カナコー」なんて感じだったら
より親近感が出て、買い意欲も違ったかもしれない。

微妙案件ではあるが、クリスマス上場だし12月IPO終盤ということもあり、
微妙のC評価を継続するが、気持ち的にはB評価で参戦したい。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です