クックビズ(6558)のIPO新規上場情報

マザーズ小型ネット系の初値高騰三拍子銘柄。売上利益ともに倍化状況。
「SNSx人材・求人」はウォンテッドリー連想、社名はクックパッド連想のIPOドンピシャ銘柄。
3社同時上場（新規承認時点）でも一番の注目株になりそう。

主幹事大和証券で当選欲しいところ。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

クックパッドを連想するような社名も内容は飲食業界に特化した
求人・人材系案件。IPOでは常連系だが、最近は見慣れた感もあり。

人手不足で業績が伸びており、とりあえず人材系はいつの時代も金のなる事業か？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年11月度の単独予想EPSは93.69円。
想定価格2,070円から計算される予想PERは約22.09倍。

成長性は織り込まれつつも、直近の売上の伸び率からすると妥当な価格設定。
また11月度の予想なので、ある程度確度の高い数値。

後は業績の頭打ちが今なのか、まだ先なのか？伸びしろを考慮したい。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約10.6億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事は大和証券。

売出比率は約30％。オファリングレシオは23％と標準水準。

既存株主としては大株主にジャフコなどベンチャーキャピタルの存在あり。
1.5倍価格でロックアップが切れるので、ここは注意。
ストック・オプションの未行使残も680円価格、約12万株が行使期間に入っている。

業績の伸びているマザーズ小型系で基本的には需給面でも初値高騰案件。
ただし、ロックアップは1.5倍で解除なのでないものとして考えたい。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

飲食業界に特化した人材・求人企業で個人的にはあまり新規性を感じない。
取り組みとしては食関係のマガジンサイト的なものを運営して食の魅力を伝える事業もあり。

衣食住は生活の根幹に関わる部分ということで、そこに関連しているというのは魅力あり。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

マザーズ・小型・人気業種の三拍子と現状の業績の伸びで評価されそうなIPO。
個人的には人材系企業IPOのマンネリ感も感じているが、
そこはIPOばかり見すぎているからかもしれない。

価格設定も比較的抑えられているので、しっかりとした初値高騰が期待できそう。
3社同時上場となるが全て小型系、ここだけマザーズということで注目度的にはこちらになりそう。
初日の上限気配2.3倍までには値付く印象か？2日目に行くとややこしくなる。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です