幸和製作所(7807)のIPO新規上場情報

福祉（高齢化社会）系銘柄。ジャスダックスタンダード上場。
業績は急速ではないが、横ばいではなく伸びている印象。；

枚数少なく、値ガサ感があるので初値1枚あたりの利益は大きくなりそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

福祉関係としては多少の注目がありそうだが、
他のマザーズ銘柄と比べると注目度は低いか？

高齢化社会で非常に需要は高そうだと感じる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年2月度の連結予想EPSは290.76円。
想定価格3,220円から計算される予想PERは約11.07倍。

業績も堅調で、この価格設定はかなり割安にみえる。
連結後の一旦の売上げの落ちがあるが利益が伸びているので、
本来はもっと評価できるところ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約9.56億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場はジャスダックスタンダード市場。主幹事はSMBC日興証券。

枚数は少なく2500枚程度の争奪戦。

株主にベンチャーキャピタルの名はなく、親族・役員などの持ち株が多い。
ロックアップもきつ目の180日。
一方ストック・オプションの未行使残はあるが11万株ほどが行使期間、残り5万程度となる。
価格も一番多い価格帯は1,650円で約半額は仕方のないところか？

需給面では少ない公募株の争奪戦、そして当日は売り方が殆ど見えない初値高騰系になりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

福祉関係ということで、今後の需要の拡大はまだ期待できる部分は魅力。
歩行者やシルバーカーの機能的な他社との違いは分からないが、
デザインなどで喜んで持ってもらうという考えは強みになると思う。

どうも福祉関係は地味な印象があるので、デザインやカラーリングでイメージを払拭していただきたい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

ジャスダックスタンダード上場銘柄になるが内容がいい。
業績もそれなりに伸びを感じる中、格安感がある。

3社同時上場で、しかも値ガサ、地味感のある銘柄なので当日、
意外安での初値の可能性も有り、それを安いと感じ取れるならセカンダリーも一考。
（だいたい私がセカンダリーもなんて書こうものなら外れるので慎重にだが・・・）

最終BBスタンスはBかAで迷いましたが、A評価にはします。
ただ、枚数少なく取りにくい点で厳しいですね。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です