ＰＫＳＨＡ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ(3993)のIPO新規上場情報

全数公募。SMBC日興証券の良案件雰囲気。
規模大きめで吸収金額50億程度。

業績や業種は注目度高く、伸び調子。期待度高い。

吸収規模が大きめなので、後は同時期のIPO上場銘柄状況で初値変動か？

とりあえず当たりやすさ含めて、第一印象としては高評価です。

公募数2570400→2,074,000に変更
OAも385500→311,100株へ

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

AI、アルゴリズム関連で注目度は高い。話題性だけでなく技術面でも注目度大。
スケジュール面でも過密に入る前の注目IPOということで、
地合いが良ければ久々の全員参加でみんなハッピー案件。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年9月度の連結予想EPSは21.47円。
想定価格1,690円から計算される予想PERは約78.71倍。

急成長で数値的な割安性は、殆ど参考にならない。
また同業種系は期待度が高く、軒並み高PERとなっているのであまり問題にならないか？
ただ、仮条件がかなり強気となり公開価格から予想PER100倍程度になりそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約49.9億円（想定価格ベースOA分含む）の中～大規模IPO、
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はSMBC日興証券。

売り出しなしの全数公募は好感、オファリングレシオも22.3％と適性。

資産管理会社的なものはありそうだが、これといった大手ベンチャーキャピタルからの出資がない。
大量の公募にかかわらず関係者が株を保持しており、上場後頑張る意志を感じる。
ロックアップは180日ときつい。

ストック・オプションの未行使残は46円～300円で安い価格帯でそれなりの量がある。
行使ができるのは殆どが来年に入ってからで、上場時の影響は少なめ。

上場後の株価維持もしたいと考えそうな状況で、予想どおりの業績か、上方修正できるよう
技術面だけでなく、営業面も頑張っていきそうな予感はある。

気になるのは仮条件上限で70億規模の吸収金額で、
そうなると流石に初値の押し上げは限定されるイメージ。
ただ、公募割れとかではなく人気で買い圧倒しながら、初値のポイントがどこになるかと前向きに見ていいと感じる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

AI系は注目の業種で、しかもすでに導入で売上利益に反映されてきている。
すでに技術面で応用できるレベルになっている印象で、今後の期待も高まる。

自然対話、映像認識、顧客管理、行動予測など対応分野も広く、いろいろな分野の人力で行っていた部分を
変えていくことが起きればイノベーション的に世の中を変えていきそうで楽しみ。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

9月IPOの注目案件の一つ。吸収規模が大きいながら期待できる名柄は少なく、
こういった銘柄には頑張ってもらいたいところ。
主幹事SMBC日興証券は9月にこの銘柄とマネーフォワードを持ってきており注目の証券会社に。

吸収金額が多いが初値売りをしないそうも結構取得しそうで、
当日の過熱感が加速すれば1枚あたり初値10万プラスまで目処にできる。

全力参加で1枚でも手に入れて、9月を楽しく過ごしたいところ。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です