ユニフォームネクスト(3566)のIPO新規上場情報

社名からユニフォーム屋？と思いきや本当に福井のユニフォーム通信販売業。
IPOでは不人気の小売セクター。
業績はしっかりと上昇気流。売り出しなし公募2000枚のプラチナチケット感はあり。

野村主幹事で希少感があるため、初値は高騰しやすい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

セクターが小売業で、業務用ユニフォーム販売と地味感は否めない。
ただ７月の隙間上場で、枚数少なく状況が良いので初値は良い結果になりそう。

マザーズだけど福井本店でどこまで？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年12月度の単体予想EPSは186.66円。
想定価格2,460円から計算される予想PERは約13.18倍。

ネット系の成長力は今後ないと見られてか低PERで割安感あり。
売上の伸びは止まると予想されながらも直近の成長力をみると食指が動く。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.65億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事は野村證券。

全数公募で売り出しなしの枚数2,000枚。

ジャフコ系のベンチャーキャピタルからの出資があるが、7.4万株弱でここがどう動くか？
ストック・オプションの未行使残も気になる程度ではない。800円で45,800株。
V.C.のロックアップ解除は1.5倍だが需給を考えると更に行きそう。

野村證券主幹事で2000枚というプレミアチケットになると
相当、需給面では欲しい人多数、売り数枯渇となり初値高騰が望める。

その分、公募で貰える確率がかなり低いのが残念。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ネットで業務用販売は色々あるが、ユニフォームに特化しているのが特徴。
個人的には特化しているだけで、特殊という感じがしないので大手に真似されたら厳しい気がする。

ただ、上手にニッチ産業を貫いていそうで、一定の需要までは伸びそうな雰囲気。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

ネットのユニフォーム屋が上場？ということで第一印象は非常に地味感あり。
ただ、上場に向けての志などは凄そうな企業で小さく始まってどこまでいけるか？だろうか？

野村證券主幹事で枚数も少ないことで、公募参加が非常に難しく、
IPO公募当選、初値売りで儲けようとしている人には、かなり厳しいIPO。
初値に関しては需給面で見て高騰しそうな雰囲気たっぷり。

正直、上場企業としては社名が少し残念な印象。
ユニフォーム販売で日本一はいけるかもしれないが、日本一のパイが小さい気がする。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です