ディーエムソリューションズ(6549)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事（3連続）。
売上拡大中、利益も反転好調の予定。
ダイレクトメール営業ソリューション、コンサル関係。吉祥寺に本店。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

6月IPOの初めは2連続でSBI証券主幹事、こちらはジャスダックスタンダード上場。
ダイレクトメールマーケティングは直接的に売れるので効率が高い。
その全体を仕切っているというのは、分かりやすく伸びそうな雰囲気はある。

ほどよく上場時期も空き、注目度はそこそこ高そう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年3月度の単体予想EPSは143.89円。
想定価格2,170円から計算される予想PERは約15.08倍。

売上の伸びは良いが、利益に関しては減益の時期もあったので、
このあたりの動きには注意も、ほどほどの価格設定とは言える。

ただし、需給面を見てか主幹事が強気になっていて仮条件はやや上がっている。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約4.9億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場はジャスダックスタンダード市場。主幹事はSBI証券。

公募売出比はほぼ半々。オファリング・レシオも2割以下で低め。

既存株主にベンチャーキャピタルからの出資は見当たらず、ロックアップもしっかり。
ストック・オプションの未行使残は17.7万株、1,385円とやや量が多いが、
行使価格がべらぼうに安いわけではないので目を瞑れるか？（なおほぼロックアップ対象）

なんといってもSBI証券主幹事で公募売出枚数2000名程度はプレミア級。
需給は抜群で、需給だけでの初値高騰は望める銘柄。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

単なるDM会社ではなく、在庫管理や発送など全プロセスを管理している。
その為のロジスティクスセンター開発が資金用途として挙げられており、物流も有するのは魅力。

売上の伸びも順調なので、現時点ではさらなる発展に期待できそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

SBI証券主幹事のプレミア級IPO。
ただ、幹事団が多いなど割当が気になる部分はある。
希少IPOなので欲しいところだが、幹事証券から薄いところを棚ぼたゲットできないか？

初値に関しては需給面で高騰予想。

ただ、一気に売上や利益が伸びるような業態でもないので、
過度な期待は禁物で、上場市場もジャスダックなあたりゆったりとした拡大期待か？

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です