アセンテック(3565)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事のマザーズ小型IPO。
仮想デスクトップサービスだが、サーバ技術も絡んできてさらに企業向けサービスはIPOでは強い。

IPOチャレンジポイントを利用するか非常に迷う銘柄になりそう。

GW前の他の銘柄の出方次第で、かなり初値高騰もありえる。

あまり業績が伸びている雰囲気がないが、今期予測急成長。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

仮想デスクトップサービスで企業向けサービスは人気。
サーバなども合わせて総合的にクラウド支援の模様。

企業への技術支援系IPOは初値高騰しやすく注目。
またスケジュールもゴールデンウィーク前の最終IPOに。主幹事SBI証券で個人投資家にさらに注目。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年1月度の単体予想EPSは107.25円。
想定価格1,720円から計算される予想PERは約16.04倍。

業績の推移、特に売上高の変動がよくない部分は気になるところ。
ただし、仮条件引き上げで十分引き合いがあり、この価格では業種で買得姿勢か？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.75億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はSBI証券。

公募売出比は3:7程度で売出が多い。ただ、枚数自体は多くない。

ベンチャーキャピタルからの出資があり、その半分は放出。
ロックアップは1.5倍で解除されるので、残りも株価が高ければ売りに出る可能性はある。
ストック・オプションの未行使残もVCの保有分と同程度あり、価格帯は141～580円。

それなりの売り玉があるが、公開枚数自体が少なめなので需給面では大丈夫だろう。
ただ、主幹事のこともあり期待するほど初値高騰しない可能性もあり。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

業種としては人気化しそうなBtoBサービス。サーバと仮想デスクトップで業務効率化。
業種的に上場して知名度や安心感が出れば、さらに導入企業や機関が増える魅力がある。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

ゴールデンウィーク前の最終IPOが、SBI証券主幹事ということで注目を集めそう。
幸い業種はIPO初値高騰系、マザーズ小型と条件も揃っている。

気になるのは業績面で売上の伸びがなく、今後の期待感で買う銘柄。
直近では同じSBI証券で卸売セクターのNo.1が好結果を残しており、
連想されながら良い結果を残しそう。仮条件もかなり強気となっている。

とりあえず初値が良いのは間違いないが、問題はどこまで行くか？
そしてIPOチャレンジポイントの利用を含めてどう攻めるかになりそう。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です