フュージョン(3977)のIPO新規上場情報

札証アンビシャスへの上場は2015年6月のエコノス以来。吸収金額2億以下の極小IPO。
地方市場上場は初値高騰しにくい部分もあるが、業種などを見ると今回は伸びそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

札証アンビシャス単独上場は、2015年6月のエコノス以来、約2年ぶり。
地方市場として注目度は低いが、超小型なため当たれば大ホームランも。

フュージョンは業種や業績的には、それなりに注目される北海道の企業か？
3社同時上場という点は注意。残り２社はマザーズ上場。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年2月度の単体予想EPSは53.93円。
想定価格1,000円から計算される予想PERは約18.54倍。

単純に数字だけ見るとそれほど割安感も感じない部分はあるが、業績堅調ですぐに割安感でそう。
実績と堅調な数字も揃っていて、マーケティング系ながら投資先としての魅力あり。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約1.6億円（想定価格ベースOA分含む）の超小型IPO、
上場市場は札証アンビシャス。主幹事は岡三証券。

総数2000枚以下のプラチナチケット、公募が売り出しの3倍程度。
オファリングレシオも低く良好。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらず。ストック・オプションもなし。
基本的に上場後から売り圧力はかなり低いとみられる。

地方市場なため参加者が限られるが、需給面では想像以上に抜群。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

変な（実態微妙な）コンサル系よりは、しっかりとしたDM系ビジネスで結果を残しており好感が持てる。
ネット系やマーケティング系なら地方でも活躍可能を証明する企業として、応援する人も多そうなイメージ。

規模が小さい分、一発を狙った投資先としても狙われる可能性あり。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

本当なら隠れて狙いたい銘柄だが、上場時期も目立つため初値からオーバーシュート気味になってしまいそう。
その為、できれば公募でも全力で欲しい銘柄になる。ただしプラチナチケットで取得困難。

ロックアップもきつく売りは公募組しか存在しなさそうで、
地方市場でも2倍以上の初値を見込める。

一応、３社同時上場と言うことも頭に入れると、想像よりも安い初値がついたらセカンダリーチャンスか？

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です