レノバ(9519)のIPO新規上場情報

平均給与1000万弱と随分と高給取り軍団。
業績の状況は良く、再生エネルギー関連でも信頼感はあるか？価格帯も買いやすいのは好感。
ベンチャーキャピタルの出資の多さや、ストック・オプションの連発は気になるところ。まとまった売りには注意。

とりあえず初値売り１枚２～３万利益、１．５倍のロックアップ解除あたりが目途の銘柄か？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

再生可能エネルギーは旬が過ぎた印象もあるが、まだまだ国策感もある。
この分野はバイオ名柄系と同じくややあやふやな事業展開しているところも多いが、
しっかりとした展開を見せている安心感も多少あり。

2月終盤の3社同時上場でどうか？注目度的には悪くないと見る。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年5月度の連結予想EPSは99.09円。
想定価格660円から計算される予想PERは約6.66倍。

1000円以下という買いやすさもあるし、PER的にも割安感あり。
掴みやすい価格設定だと感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約9.18億円（想定価格ベースOA分含む）の小型～中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

枚数が多く、大和主幹事で個人でも獲得確率は高い。
公募売出比は約半々。

ベンチャーキャピタルからの出資は非常に多い、ロックアップが当然あるが1.5倍解除で、
かなりの潜在売り圧力となりそう。
同時にストック・オプションの未行使残も行使価格こそびっくりする価格でないが量が多い。
約170万株は発行済株の約10％に匹敵。

需給面では特に1.5倍の解除は大きな壁になりそうと感じる。
公開価格では一応の買いやすさや割安感などで買い優勢でなんとかなりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

現状、メダソーラー施設あたりが主力というのが気になるが、
上場後に新規再生可能エネルギー事業への展開が必ず期待できそうで、そこで話題になる魅力はあり。

社会的にも応援したく魅力のある事業とは考えられる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

IPO視点で見れば面白い銘柄の登場。
特に大和証券主幹事で枚数が多く、多くの人が参加できそうな点は好感。

事業も再生可能エネルギーは、応援したい魅力はあるだろう。
価格設定もまぁ、公募組にも既存組にも両方に花を持たせる程度と感じる。

1.5倍のロックアップ解除はインパクトがかなり大きいので意識される展開か？
仮条件引き上げで上限750円の1.5倍は1,125円となる。
1,000円周りが目安にされそうでうまく上場できるか？1枚3万円の利益ならちょうどよい小遣いだ。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です