フォーライフ(3477)のIPO新規上場情報

地域系ハウスメーカー。マイナス金利で不動産売買活況も先々の見通しは不安。
あまり特徴を感じられないがマザーズ小型というのもあり、とりあえずは需要過多になるか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ちょくちょく出てくる小型住宅メーカー。最近のIPOではアグレ都市デザイン記憶に新しい。
またまたみずほ証券主幹事で、規模なども見ている。

東証マザーズということで、それなりの結果を残すか？
パット見、企業としての特徴味や新鮮味は薄い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年3月度の単体予想EPSは357.26円。
想定価格2,280円から計算される予想PERは約6.38倍。

割安感的にはそこそこといったところ。
業績は好調に見えるが、不動産なので景況感に左右されやすく何とも言えない。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.22億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はみずほ証券。

売出が公募の3倍程度の売出IPO。ただ、枚数は少なく希少性はある。

ベンチャーキャピタルからの出資も見当たらず、
ストック・オプションの未行使残数もない。売出が多い分、その後の売りには厳しい内容。

需給面ではなかなか良く、マネーゲームにされやすい銘柄だが、
不動産＆ラッシュ期の上場では、買いの量自体に疑問が残る。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

不動産はIPOでは不人気の王道。特徴としては都心の3階建（狭小）、低価格が多い模様。
住宅一次取得者の層を狙って販売。

さらに低価格でも注文住宅でオーダーメイドの家の充実を目指している模様。
業績さえ良ければ配当もそれなりに享受できそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

個人的には住宅メーカーにはあまりいい印象を持っていないので、
マイナス側の見てしまいそうだがIPOとしては需給面、マザーズ小型ということで
初値は順調な結果になりそう。

多少のIPOディスカウントもついているので2～3割上のスタートで、
後は需給面でマネーゲームになるかどうかと見る。

個人的には公募で欲しいけど、初値でさっさと売ってしまう銘柄。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です