ＺＭＰ(7316)のIPO新規上場情報

噂の自動運転技術名柄。IPO注目銘柄の本尊登場。
想定価格が買いやすい値段で好感。吸収規模は約90億。
出来れば皆で応援して持ち上がるような銘柄になって欲しい。

日本の技術力で自動運転世界スタンダードになれるか？

ベンチャーキャピタルやストックオプションは目をつむらないとやってられない。あと、ロックアップが2.3倍解除などユニーク。自信の裏返し？

（公募：3,505,000株→2,371,000株 / 売出：6,607,000株→6,282,500株）
OA　1,516,000株→1,298,000株へそれぞれ変更

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

12月IPOの最大関心度のIPO。また2016年度でも大型株の話題性を除けば、
いかにもIPOらしい銘柄ではNo.1と言っても良い注目度となる。

上場観測ニュースで関連銘柄が激しく反応するなど期待度も高い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年12月度の単体予想EPSは-8.06円。

まだまだ赤字状態で割安性などで測ることが出来ない名柄。
このあたりは目を瞑って参加するのが吉。

赤字バイオベンチャーのイメージが分かりやすい。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約75.6億円（想定価格ベースOA分含む）の大型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は公募数を大幅削減したこともあり、売出株式比率約72.6％と高め。
ただ、公募売出数を減らしたことでさらに需給面でのプレミアム感が付く。

ベンチャーキャピタルからの出資は豊富にあるがロックアップの掛かりは良い。
また2.3倍といった解除価格設定もいつもの1.5倍に比べてイレギュラー。
公開価格に対し株価高騰の自信がある裏付けと見られる。

ストック・オプションはかなりの量が低価格設定で行使可能。
SOは上場後の売り圧力の大きな要因の一つとして見れる。

仮条件の上限で決まれば100億規模の吸収金額となるが、現時点で需要旺盛が観測され、
ロックアップ解除価格を見ても2～3倍程度の初値高騰は見込まれそうな雰囲気。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

正直夢を買うような銘柄なので魅力は高いだろう。自動運転技術はいかにも未来感があり、
漫画やアニメの世界のようでワクワクする。

投資妙味という点ではリスクは高いという意味で、リスクを負っても良い資金で慎重に。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

なにはともあれ注目度の高いお祭りベンチャーIPO。
こういったお祭りには躍らされるのが吉。

これだけ注目されると3倍ぐらいは軽く行きそうな雰囲気で、
まずは3,000円以上がターゲットか？これなら一枚取得でも嬉しい利益となる。

海外からも注目度は高そうで、大きく成長する企業になればと感じる。
ロボット産業で日本がもっと活躍してほしいという思いも込めて評価はS評価とする。

全体考察
総合得点は10点で、私のBBスタンスはS評価です