フィル・カンパニー(3267)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事、小型マザーズ、建設セクター。
従業員連結13名、該当会社8名。
一階駐車場というピロティ感覚の建物。耐震性は大丈夫なのか？
ただ、単に駐車場運営したところに空いている部分につけて投資効率を上げるのは面白い。税金面とかどうなるのだろうか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

駐車場になっている部分の空中空間を使うという隙間産業的イメージ。
発想としては面白く、上場企業になるまで頑張っているのは凄いと感じる。

IPO的には面白みのある分野で注目を集めそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年11月度の連結予想EPSは79.19円。
想定価格1,210円から計算される予想PERは約15.28倍。

建設業セクターになるが総合的なサービスであることや、
売上利益ともに急上昇中ということを加味すると十分割安感がある。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約4.17億円（想定価格ベースOA分含む）の小粒IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSBI証券。

公募売出比は公募が売り出しの2倍と好感。放出株も少ない。

ベンチャーキャピタルと見られる既存株主も少ない。
ストック・オプションの玉数も異常な多さではないので許容範囲と言える。
売り方の動向を見ても非常にまともなIPOと感じる。

需給面では文句なしに買い旺盛になりそう。日程面でも恵まれている。
ロックアップ解除価格で止まるような雰囲気ではないだろう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

事業内容は面白みがある。ただし、ピロティ形式の建物の耐震性など不安感もパット見で感じてします。
事業としては地主さんに対して提案型のビジネスをしてそうでリスクは少なさそう。

駐車場からコンテナサービスに変更しているように、まだまだ全国的にキャパシティはあると感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合的にみて評価が高くなる銘柄。
アイデアを実際に形にしているわけだし、さらにビジネスモデルも自らはリスクを追わない傾向。
この様式が広まれば業界のリーディングカンパニーとして全国への成長の可能性もある。

IPO好きとすればこういった面白みのある企業はぜひ投資してみたいと感じる。

公募狙いとすればSBI証券主幹事ということでポイント利用での取得が焦点。
枚数が少ないので多くて200枚セットまでか？

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です