チェンジ(3962)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事、オーバーアロットメントなし。
IoT、クラウドなどテーマ性高い、企業向けシステム導入。
初値高騰要素は非常に多い。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

モバイル、IoT、クラウド、セキュリティ技術など注目のテーマがてんこ盛りの企業。
また法人向けサービスを展開しているという点でもIPOでは初値高騰の要素の一つ。

スケジュール感的にやや上場が詰まっていて、その中での注目度は疑問だが問題なしと見る。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年12月度の単独予想EPSは96.48円。
想定価格920円から計算される予想PERは約9.54倍。

予想PBRもほぼ1倍と、想定される価格帯ではお得感が十分でている。
価格帯も買いやすく、価格設定からは高評化出来ると感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.63億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場で主幹事はSBI証券。

公募売出比は公募が若干多い程度。また最近では珍しくオーバーアロットメントがない。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ロックアップも価格解除条件なしの180日とかなりきついものとなっている。
気になるのはストック・オプションが行使可能期間のものが32万株ほど、67円という破格価格という部分。

冷やし玉や、大きな売り玉があまり見えないので、手を付けない主幹事も考えると
かなり初値高騰する可能性を孕んでいる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

業種としては流行りのテーマでしっかりと業績も伸び、現時点で魅力は高い。
またコンシューマー向けではなく企業向けサービスという点で、一時的な流行りでなく企業の地盤になれば強い。

文句なし銘柄と言っても良さそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

ほぼ最強銘柄なので、総合評価は気になる点から書くと
１．ストック・オプションの行使価格の安さ
２．主幹事SBI証券による、公募株の初値売りの多さ
３．業績は伸びてはいるが、前年度よりマイナスもあり荒削りな部分。
荒削りな部分は逆にもっと伸びる可能性もあるということであまり気にはしない。

少しマイナス面をまとめても、今回は初値高騰のプラス面が多い。
特にOAなしなど、急騰しても構わない姿勢も見える。主幹事が制御出来ない（しない）ほど高騰するかが焦点。

個人の参加としてはIPOチャレンジポイントで無理やり上手に取れるかが問題。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です