ストライク(6196)のIPO新規上場情報

社名などIPO初値的にはストライク銘柄。業績の伸びあり。
マザーズ値嵩株で上場日があまり被らなければ好調な初値を期待。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

M&A企業はIPOでも最近多く、少し前からのトレンド。
現状需要がそれなりにあり、直近で上場した企業も一気に一部昇格などある。

まだまだIPO的には旬と見て良いのではないだろうか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年8月度の単独予想EPSは142.12円。
想定価格2,940円から計算される予想PERは約20.69倍。

なお、仮条件がかなり強気になっており上限3,440円と500円高スタート気配。
同業比較で想定価格で割安感もあったのに、仮条件上げは少し残念。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.69億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場で主幹事はSMBC日興証券。

公募が売り出しの2.5倍程度。枚数も値嵩な分、希少感あり。

ベンチャーキャピタルの出資は見当たらない。
ストック・オプションの未行使残は数が多く、価格設定もかなり低いが、上場時行使期間に入らない。
ただし7月から行使期間になるのでかなり注意すべき。
238円価格で約20万株見えているのは個人的にはインパクトが有ると思う。

ロックアップは180日で固い設定、銀行や保険系だけ外れているが、
ここがすぐに売り出すとは思えない。

上場日に限っては需給面では問題なさそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

M&A系の会社がここ数年、何社か上場しているが、どこも拡大しているイメージ。
IPO後の成功例が多いことから人気を集めそうと感じる。

魅力に関しては、世の中の状況に応じて需要の変化もあると思うので、
社会情勢には過敏になりたいところ。状況が良ければ意外とクオカード優待もだして株価対策もしたりする。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

これまでのM&A系のIPOを見ていると、ここもA評価にしたいところ。
仮条件引き上げで割安感の魅力が下がったことで9→８への減点をした。

あとはストック・オプションは気になるので、セカンダリー勢がそこを確認して攻めてこない可能性もある。
社名が痛快なので、注目度を集めそうだが、
初値の点で見れば上場ラッシュの中、同時上場となっていることも注意したい。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です