アイドママーケティングコミュニケーション(9466)のIPO新規上場情報

6社同時上場に。富山県本店。売上の伸びはあり。
パット見では難しそうなことを知て新規性ありそう。
ただ、枚数多く吸収金額も多いので需給面でどうか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

3月18日の6銘柄同時上場の一つ。
東証マザーズ上場の情報通信業（ネット系）だが、富山県本店の地方銘柄。

人気が出そうで、初値的には出ないような銘柄に感じる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年3月度の単体予想EPSは79.99円。
想定価格1,540円から計算される予想PERは約19.25倍。

ネット系ということでやや高い予想PERとなっている。
ディスカウント性はないが、仮条件を下げてきた。
こちらも判断材料として難しくしている。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約28.3億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場で主幹事はみずほ証券。

公募売出比は若干、売り出しが多い程度。枚数は比較的多い。

ベンチャーキャピタルからの出資なし、ストックオプションなしとシンプルな株主構成。
ロックアップの掛かりもよく90日or1.5倍解除でカバー率高い。

売り玉の問題は全く無いが、28億程度というやや大きめの吸収金額が気がかり。
規模に関しても強弱別れる内容となる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

社名もそうだが、一般的には新規性を感じられる業種で魅力はある。
また地方銘柄ながら、全国展開していけそうな内容なので業績の伸びに期待がかかる。

ただ、6社同時上場や3月の上場ラッシュの中ではこういった新規性の点は埋もれてしまう危惧がある。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

3月18日の上場銘柄の中では非常に判断が難しい銘柄ではなかろうか？

東証マザーズの情報通信業といえど地方本店で分野が小売流通系になる。
また小型ではないので、買い圧力が低ければパッとしない初値結果となりそう。

初値というよりかは、決算発表あたりで化ける可能性がある銘柄と感じる。
BBスタンス的には微妙のC評価がお似合いか？

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です