ＡｐｐＢａｎｋ(6177)のIPO新規上場情報

アプリ紹介企業、Youtubeなどでゲームプレイ動画「マックスむらい」などで有名。
気になるのは村井さんの持ち株数ですよね（笑）
165万株持っていて、8万7千株売り出しになります。
時価総額で19億ぐらいになるわけでYoutuberで一資産を築けるということに感心。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

IPOでは知名度の高い人物が役員などに入っていると注目度が高まる傾向。
今回は「マックスむらい」銘柄と言われる。
特にジャニーズ系などが有名だが、ある意味Youtuberもそれに近いか？

IPOの間隔も1ヶ月空き充電には十分、唯一不安定な相場が影響するかが問題。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年12月度の連結予想EPSは64.47円。
想定価格1,140円から計算される予想PERは約17.68倍。

設立2012年と3年でのスピード上場、現在の業績や類似比較では
べらぼうに高いPERではなく割安感はあるといえる。
ただ、まだまだ新しい企業なので不安定さは否めない。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約16.9億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズで主幹事は野村證券。

公募売出比は売出がほとんど。この辺りはマイナス点と見ておきたい。

ベンチャーキャピタルの出資も多く、ロックアップこそ掛かっているものの
1.5倍で外れるところもあり注意。その他のロックアップは180日と比較的しっかり掛かっている。

ストック・オプションの未行使残は多少あるが、上場後すぐには行使出来ない。
価格帯は250円と格安。

売出の多さや1.5倍でロックアップが外れるV.C.がいる点が需給面でマイナス面か？
また事業はシンプルで分かりやすいが、それに対する吸収規模の大きさは気になる。

とはいえ1ヶ月空くIPOなので、買い充電は十分と言えそうだ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

現状は話題性も高く人気度は高そう。
ただし、変化の激しそうな業態であり、あまり社会的に魅力の有りそうな事業かと言われると首を傾げる。

アップルがリワード広告を禁止したこともあり、やや他社依存の面も否めない。
長期的には不安視したいところだ。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合評価では何と言っても話題性と、スケジュールが絶好。
IPO初値に関しては、第一に注目度で資金が入ってくるかに限る。

そういう意味ではかなり注目度が上がってきそうなので、公募参加が出来ればラッキー。
主幹事野村證券でガッチリとした上場となることを期待。

事業展開が別に広がれば分からないが、長期保有は避けたいところ。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です