ジグソーのIPO新規上場情報

システム管理系、ビッグデータやクラウドなど最新技術に取り組む。
マザーズ小型ネット系ということで人気化しやすい。
業績は思うほど伸びていない。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ビックデータ関連として、先日上場したALBERTに近いか？
注目度は同程度と考えると、初値高騰は見込め、その後の株価には注意したいところ。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年12月度の単独予想EPSは32.1円。
想定価格2,090円から計算される予想PERは約65.1倍。

高めのPERでかなり業績が織り込まれた形。
業種の期待感では高PERは問題ないが、売上の伸びがそれほどでもないのにこの試算は気になる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.87億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募売り出し総数2500枚のプレミアIPO。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は162,000株。
V.C.系ロックアップは90日間。公開価格の1.5倍で解除条件。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
14年3月　192,000株　500円　16年4月～24年3月
14年3月　　28,500株　500円　16年7月～24年3月

ストック・オプションの未行使残の状況も500円価格だが、
行使が2016年からと猶予がありこちらは上場後すぐには影響しない。

需給面では、とりあえずプレミア感で初値高騰の期待がかかる。
ただし、最近は需給だけでそれほど伸びていない兆しもあるので注意。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

技術系のネット関連はIPOでは人気が高い。
コンシューマー向けにサービスがあまり見えてこないので、本来なら指標で好成績を見せて欲しいところ
売上の増加が、期待感ほど伴っていないのは心配の種と感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

いまいち良くわからないが、一先ずマザーズ小型ネット系で
技術関連ということで強いIPOという印象。

また本店、北海道で売上増加が微妙な部分が、実際のところの判断を困難にさせる材料となる。
3社同時上場というスケジュールも含め、以外に高騰しない銘柄になりそうな気もする。

評価としては、最近の需給だけで高騰する印象が減った分B評価にしました。
プレミアな割には上がらない可能性もあります。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です