日本スキー場開発のIPO新規上場情報

関連銘柄としてはゴルフ系銘柄でしょうか？
シーズン終了時の上場・・・
リフト券優待など甘い期待をする人もいるかもしれません。
業績は見た目上良く見えているような気がするので、しっかり考えたいですね。また公募数が少なく売り出し豊富です。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

スキー場開発の上場会社はイメージとして、なさそうだが
実際は親会社の日本駐車場開発が事業展開していた。

今回、親子上場の関係になり上場の意義が「社名」くらいに感じる。
またスケジュール上仕方ないのかもしれないが、シーズン終わりの時期の上場で注目度はどうか？
牡蠣上場もそうでしたが・・・。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年7月度の連結予想EPSは172.55円。
想定価格3,330円から計算される予想PERは約19.3倍。

親子上場の親会社と同じようなPERではIPOとして割高。
さらに仮条件を上げてきていて、ディスカウント性が全くない。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約23.8億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

殆どが日本駐車場開発の売り出しで、いわゆる資金回収。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ただ大株主には海外系の投資家が多いイメージ。

・ストックオプションの未行使残高の状況

ストック・オプションの未行使残高はなし。

ここまで来ると、日本駐車場開発の株を買うのと何が違うのかが焦点。

需給面では少し負荷が高く、正直ディスカウント感がないと買いづらいと感じる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

スキーが流行ったのはもう、とうの昔の話。
ただしスキー場開発では注目度の高かった日本駐車場開発。

そこが敢えて、スキーの名前をつけた会社を上場させるのだから
新しいスキー場活用方法の模索が必要と感じる。

リフト券とかスキー場サービスの優待期待などは多少ありそうだ。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

正直言ってIPOとしての魅力は感じづらい。
ただ直近での業績伸び率は良く、頭打ちでなければ安定したスタートの可能性もあり。

最近の同様のIPOの例では飲食系だがSFPダイニンングが参考になりそう。
クリエイトHDの親子上場と言われ同時上場の中、公募割れ安値圏で見直し買いの状況。

今回は同時上場でないので公募割れはしないかもしれないが、
かと言って期待が殆どできない銘柄。優待発表は結構早くあるかもしれません。
比較という点ではマザーズ上場、規模もSFPより小さめなので、
SFPよりはプラススタートの確率のほうが高いと思っています。

全体考察
総合得点は4点で、私のBBスタンスはC評価です