AimingのIPO新規上場情報

注目度は高いゲーム関連株上場。
野村證券とやや大きめタッグ、前期赤字。
1000円以下なら買いやすい価格帯スタート。
それにしても吸収金額が大きい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

スマホゲーム関連株の上場。
人気系には間違いないが、gumiのように赤字から高PERと言った見込み違いな設定もあるので注意。

現在が潮目の変わり目なのか？まだまだトレンド継続なのか判断が重要。
個人的にはゲーム関連は分からないので、分からないものには投資をしたくない鉄則。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年12月度の連結予想EPSは36.83円。
想定価格900円から計算される予想PERは約24.4倍。

前期黒字化の実績で、業績は鈍化だがそれでも高い成長率。
価格帯的にも多少の妥当性は出していると感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約57.9円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

最近感じるのはゲーム関連株が、赤字バイオのような感じになっている。

ベンチャーキャピタルの出資大量。
推定保有数は19495.4千株。ロックアップの掛け方がそれぞれ異なり
ただ90日、1.5倍解除を基本と見れば良さそう。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
11年6月　　765,000株　　1円　13年6月～21年5月
11年12月　690,000株　160円　13年12月～21年12月
12年6月　330,000株　160円　14年6月～22年5月
13年4月　777,500株　190円　15年5月～23年4月
14年6月　362,000株　300円　16年6月～24年6月

ストック・オプションの未行使残高も大量にある。
1円、765千株といったアホみたいな設定もあり、公募参加がこれみるとやる気を無くす。

保有株主やストックオプションの取り扱いが異常。
言い方が悪いが所詮ゲームに上場企業が現れ、大量のV.C.がついていたり
ストックオプションの設定がかなりあることに嫌悪感を感じる。

gumiでやられているであろう投資家がこれで納得するのであろうか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

個人的にゲームをやらないので評価がしがたい分野。
ちょこちょことTVCMを見るが、スマホゲーム中毒になっている層は
それほど多いものだろうか？魅力としては個人的には感じていない。

個人的にはゲームもいいけど、社会的に役に立つものを作って欲しい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

どうも、当方の見ている感覚と巷のゲーム関連株への評価にズレが出るが、
私自身がゲーム関連会社の社会性に疑問があるために扱いにくい。

投資という面では急成長している会社なので、利益を求めるために買いたいのであろう。
でも、世の中金だけか？とやけに冷静に構えてしまう。

個人投資家が小さな抵抗をしても影響はないと思うが、
V．C.やS.O.の異常な量を見ると、こういったイケイケ上場にあまり乗らない手もありだと思う。

全体考察
総合得点は4点で、私のBBスタンスはC評価です