ヒューマンウェブのIPO新規上場情報

牡蠣レストラン！！？
2000年設立、業績は緩やかな伸び。
少し前にアサイー上場がありましたね^^

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

牡蠣の卸しや、レストラン経営ということでIPOとしては地味な部類。
とりあえずマザーズということで一定の評価はされそうだが・・・

4社同時上場の中では不利になるのではないか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年3月度の連結予想EPSは132.59円。
想定価格1,700円から計算される予想PERは約12.8倍。

現状の業績の推移や業種間比較ではバリュー面の価値は出ている。
ただし、仮条件引き上げや先々の可能性を考えると判断が別れるところ。

IPOは基本的に割安性は要素として小さいので、ここは微妙判断。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.47億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

規模は小型だが、業種も小型感があり希少性としては疑問点あり。

ベンチャーキャピタルの推定保有株数は292.8千株ほど。
この業態にVC必要か？と思ったが商店街ファンドなどが名を連ねる。
ロックアップはVCには90日間。1.5倍価格での解除となっている。
まぁ1.5倍まではロックアップがちがちと考えて良い。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
07年8月　　20,000株　2,000円　07年9月～17年5月
12年5月　100,000株　　500円　14年6月～22年4月
13年5月　　49,000株　　500円　15年6月～23年4月

ストック・オプションは169千株のうち120千株がすぐに行使可能。
特に500円の10万株の売り圧力は考えておくべき。

もともと牡蠣という業態で上場の必要性に疑問を感じてしまうだけに、
売り方の圧力は十分に警戒しておきたい。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

食品系でレストラン運営もあるので、優待期待とか？
メディア露出などでの人気が出る可能性はあり。

ただし、牡蠣だけで展開していくには上場企業としての限界を感じる。
魅力という点で言えば、もう牡蠣が好きかどうか？レベルになってしまう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

基本的にキーワードは「牡蠣」に集約される。
私個人の意見としては、あまり牡蠣に投資したい気分にはならないので
上場して株を公開する体制に疑問を感じる。

とはいえ、業績に対する一定のバリュー感、
同時上場とはいえ吸収金額からみる希少性は保たれており、
初値は一定のプラスから始まると考えて良さそう。

3月上場って牡蠣のイメージもあまり無いですね・・・

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です