ALBERTのIPO新規上場情報

マザーズ・小型・テーマ株（ビッグデータ）ということで人気化しそうなIPO.
SBI証券主幹事が持ってきた上々案件。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

マザーズ小型ネット系、さらにビッグデータとテーマ性もあり三拍子＋１程度の銘柄。
目を瞑って全力BBの勢い。主幹事はSBI証券。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の単独予想EPSは91.37円。
想定価格2,350円から計算される予想PERは約25.7倍。

急成長にしては割安感があると感じるが、仮条件を上げてきて2,800円スタートがほぼ確定。
それでも十分さらに上を望める状態。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約8.34億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSBI証券。

ベンチャーキャピタルが大株主にズラッと並ぶ、推定保有数は548.8千株。
ロックアップ対象で90日間だが、1.5倍の解除価格は超えてくると思われるため
四方八方から早めの売り抜けが見られるかもしれない（笑）

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
06年4月　　2,000株　500円　08年4月～16年4月
07年3月　10,500株　200円　09年3月～17年3月
10年4月　　　500株　500円　12年4月～20年4月(*)
12年4月　169,700株　200円　14年4月～22年4月(*)
12年4月　　21,600株　200円　14年4月～22年4月(*)
13年3月　　13,500株　200円　13年3月～23年3月(*)
13年12月　56,700株　200円　15年12月～23年12月(*)
※上場後半年行使不可の条件付き

ストック・オプションの未行使残も多いがこちらは半年の行使不可条件があり、
上場後すぐの影響は限定的と言えそう。

SBI証券主幹事のIPOは良くも悪くも需給に任せる面がある。
その為、上場後するにV.C.勢の売り場があると考えて良い、
ロックアップ解除ですぐにやや大きめな売りが出た場合、その値段でも買ってもいいかがセカンダリーの焦点。

逆に初値に関しては、その売りの状況でどこで付くかが変わりそう。
ただロックアップの1.5倍といった甘さではないだろう。2倍以上は確実に行くと予想。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ビッグデータ関連で英文字企業、業績も良いため魅力は高い。
直近IPOでもPER100倍超えぐらいまでは期待感で買われる。

似たような上場も増えてきたが、現時点では魅力のある企業内容。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

2月中の好案件であることは間違いない。
気になるのはベンチャーキャピタルの玉程度で、その不安要素を
更に超えて株価が伸びるかといったやや上の部分での焦点。

主幹事SBI証券（ネット証券）で当選にも期待をかけたい。
ほぼ10点評価にしたかったがV.C.の状況に気を配って1点減らした評価とした。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です