今村証券のIPO新規上場情報

ネット証券でもなく今更感のある上場。
売出なし。
連日上場の狭間で買い意欲は削がれそうな銘柄。業績がいいのは景気回復のお陰か？外部環境には大きく左右されそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

地場証券の１つで注目度は低い。
また上場意義もあまり感じず、個人的には全く好きになれない。

証券系でも何かに特化していると良かったのだが・・・

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年3月度の単独予想EPSは201.77円。
想定価格1,300円から計算される予想PERは約6.4倍。

割安設定だが市況に業績がリンクしているので今の景況感ならと見れるためあまりPERで考えたくはない。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.47億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場はジャスダックスタンダード。主幹事はみずほ証券。

全数公募による。

ベンチャーキャピタルによる保有はない。
またストック・オプションの未行使残もない。
ベンチャー的ではないので、そのあたりは気にしなくて良いだろう。
（ある意味、なんでIPOするの？となってしまうのだが）

今村一族？による保有が多いがロックアップが微妙に外れているところは注意。
ロックアップカバーは60％程度で90日間。

関係者の出口戦略も少し見えてしまう。上場しやすいジャスダックで
12月のIPOラッシュに紛れた模様。ただ小型なので割安感で買いが入るかどうか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

業種と業務内容をみて魅力に感じるところはない。

IPOということだけで最初は注目度も高いが、翌年度は全く相手にされない
上場銘柄になるのではないか？何か特徴があれば教えていただきたいものだ。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

ホームページを見れば鯛が躍っている地場証券。
上場会社としての魅力には当然欠ける。割安感と小型で上場時は多少買われるのかもしれないが、
個人的には連日の上場ラッシュではかなり期待薄と見る。

わざわざここに参戦する必要はないのではないか？

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です