メタウォーターのIPO新規上場情報

全数公募、設立2008年だが前身は昭和45年ほどから。
インフラ事業で経営は安定的。
規模が大きいので、新規上場バリューが出るかどうかで判定。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

インフラ系事業で特に注目度は高くない。
業績についてもほぼ横ばいといったディフェンシブな銘柄。
IPOではどちらかと言うと閑散になるタイプ

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年3月度の連結予想EPSは263.32円。
想定価格2,550円から計算される予想PERは約9.68倍。

通常のIPOの価格設定で、ほぼ新規公開プレミアムが付いた程度のディスカウント。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約293億円（想定価格ベースOA分含む）の大型IPO、
上場市場は東証市場未定。規模的に1部上場か？主幹事は野村證券。

全数公募は特徴的

大株主は至ってシンプルで、日本ガイシ・富士電機・自己株式のみ。
ロックアップも全数掛かっており90日間。1.5倍で解除となる。

・ストックオプションの未行使残高の状況

ストックオプションの未行使残高はない。

公募数が多く、吸収規模が大きいが当面それ以上の株式は流通しない。
安定感のある企業で売り玉がほぼ無いとみると安いところで買いたくなる人も多そう。

公募株もひとまず若干の割安水準なので悪くない。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

人気化するような業種ではないが、水事業の需要は今後も恐らく続く。
ある意味安定資産の置き場として使いやすい銘柄かもしれない。

リスクが非常に低く、多少のリターンを狙えるなら意外と魅力ありと感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

まずIPOで初値売りで望む体制の方には向いていない銘柄。
ただ安定感があり、若干ではあるが割安感がある部分。
事業に崩れる心配が少ないところで面白い銘柄。

社名をメタウォーターとかっこ良くしていることで、買いたいと思うそうも多いかもしれない。
参加するかはこういった銘柄への考え方次第か？

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です