ビーロットのIPO新規上場情報

公募株1000枚のプレミア案件、極小案件。
主幹事SBI証券。業績は急上昇中
ビーロットってB級品のことでしょうか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

12月IPOの前哨戦、枚数が少なくプレミア感あり。
不動産セクターだが、コンサル系で業績急伸。

4社同時上場だが軽量感から、あまり影響はないだろう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の単独予想EPSは236円。
想定価格1,750円から計算される予想PERは約7.4倍。

不動産系としてこのPER計算なのかもしれないが、業績の伸びからするとかなり割安感を感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約2.12億円（想定価格ベースOA分含む）の軽量IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSBI証券。

全数公募、売出なし。

ベンチャーキャピタルの保有は見当たらない。
また上位株主構成も悪いものではない形だ。個人が売りだしても数が少ない。
さらにロックアップ90日間がかかっている。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
12年12月　90,000株　567円　14年12月～22年12月
12年12月　12,000株　567円　15年3月～22年12月
13年8月　　12,900株　710円　15年9月～23年8月

ストック・オプションに関してはやや安い値段で行使可能なものがあるが、それよりも需給面、割安面で勝るためあまり気にしなくてよさそう。

超軽量案件で、売り側リスクも少なめで需給面では文句なし。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

12月のIPO比較では人気が集まるタイプと見る。
今の景況感が良いため状況はいいが、長期投資としてはやや心配もある程度か？

不動産でもリノベーションといった新規性があるのも好感。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

銘柄分析では欠点が見当たらない。4社同時上場がどうかだが軽量感から影響は軽微と考える。
問題は目標株価的なものをどの程度に設定するかか？

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です