クラウドワークスのIPO新規上場情報

新形態の労働市場構築、社名についてるクラウドの1つの形態。
10倍規模で伸びているが、頭打ちになることを念頭に置いた方がいい。
ただクラウドアウトソーシングのNo.1になればかなり強そう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

社名からも分かるようにクラウド系x人材系ということで注目企業。

前日同時上場だが、当日は1社ということで上場日の注目度は自ずと上がる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年9月度の単独予想EPSは-30.05円。
今期も赤字予定で、やや上場が早い感も、買うほうがリスクを負う形に。

攻めて黒字化予定で上場するのが筋だと思うが、駆け込み上場か？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約15.7億円（想定価格ベースOA分含む）の普通サイズのIPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

公募売出比はほぼ半々。

ベンチャーキャピタルによる保有はかなり見られる。
総数推定3256千株。そのうち売出対象なものも多い。
V.C.へのロックアップもあるが約2000千株あるのは注意。
またロックアップも1.5倍で解除となるためその辺りも気にしておきたい。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
12年11月　390,000株　　60円　17年12月～21年2月
14年2月　　595,000株　180円　18年1月～23年12月
14年4月　　　60,000株　180円　18年1月～23年12月

ストック・オプションの行使価格はかなり安い、ただし上場後直ぐには行使できないため、
こちらは上場後直ぐに特段気にする必要はない。

上場を急いだ感じもあり、V.C.が株主上位に占めるということは
多少投資元が上場を急がせた雰囲気もある。
資金回収も考えられるだろうため、それなりの売り圧力はあるだろう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

業種はかなりの人気業種。クラウドソーシングの考え方は今まさに流行りを迎えている。
ただし、競合もあるので上場することで一番を取るメリットはありそうだ。

一方、上場で資金集めもいいが早期の黒字化が求められる。
業績をみても売上にやや頭打ち感があるのではないか？と不安。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値的には業種と注目度で買い優勢で働くだろう。

しかしやや上場を急いだ感じがするため、投資元の資金回収が見える。
まだ黒字化されていない企業のため過度の期待は禁物で、
ハイリスク・ハイリターン銘柄。ハイリスクは確定、ハイリターンが取れるかどうか・・・。

公募参加としては枚数も多く取得も可能性も高いため、是非積極的に取りに行きたい。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です