ＣＲＩ・ミドルウェアのIPO新規上場情報

エイチ・エス証券主幹事。見たことがあるようなロゴ。スマホなどを含めたミドルウェアの開発。売上横這い気味も期待感は高そう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ネット証券主幹事で出てきた、マザーズ・小型・情報通信系で注目度は高い。
またスマホ関連として注目度も高く、医療分野など他事業への展開へも積極的。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年9月度の連結予想EPSは112.86円。
想定価格2,300円から計算される予想PERは約20.4倍。

成長度と業種の期待度からみれば、妥当な範囲とみる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.26億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はエイチ・エス証券。

公募売出比は２：３程度で売り出しが多いが、気になるほどではない。

ベンチャーキャピタルの保有数は120千株ほど、見えているのは1社でロックアップなし。
ロックアップは1社（セガ）7名に90日間、または1.5倍で解除となる。
既存株主の状況を見てもセガとの関係が深いことが分かる。
持株会のシェアが多いのも珍しく、あっては欲しくないが売りに出ることも考えたい。
（そうなると上場ゴール臭が物凄くするので嫌だが）

・ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
13年10月　192,600株　775円　15年11月～25年10月

ストックオプションの数も無視できないほど多い。

既存株主などの状況を見ていると相当数の売り圧力がある感覚。
と入っても公募枚数も少なく希少案件で事業も期待感があるため
需給面では買いが勝るだろう。自分で適正価格を考える必要がある。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

スマホなどではミドルウェアの活躍場所が増えてきている。
今後も需要は多方面で多く、技術力で勝負できる部分が強み。

マザーズ上場ということもあり人気化は間違いないだろう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

注意点を先に挙げると売り方が結構多いという点、
その他は内容としては良い、リートと同日上場だが周りにIPOも
これといってなく日柄もいいので買いを集めそうだ。

枚数希少で事業内容・業績もよしとなれば積極的に取りに行かない理由はない。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です