リボミックのIPO新規上場情報

赤字バイオ、創薬ベンチャー
収益減少傾向
詳しいことは分かりませんがマザーズ上場なものの吸収金額大きめ。
上場時のバイオ関連銘柄の動向に影響されそう

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ライセンス料などで来期より黒字化が見込められるバイオ銘柄。
2013年のIPOはバイオ関連が牽引したが、もともとこの業種はハイリスクとして
嫌われてきた。ここに来て再燃となるか？

黒字化予定というのは、やや安心感もあり注目度はそこそこ

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年3月度の単独予想EPSは4.01円。
想定価格2,240円から計算される予想PERは約559倍。

黒字化が予想されると言っても株数が多く、より収益力を上げないといけない計算。

価格設定から見ればやはり苦しいところ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約55.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

公募売出比は４：３あたりで公募のほうが多い。しかし玉が多い・・・。

バイオらしくベンチャーキャピタルからの出資が多く約177万株。
またロックアップ対象からは外れており、強力な売り圧力になりそう。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
05年4月　300,000株　　13円　07年6月～15年4月
05年4月　200,000株　　13円　05年6月～15年4月
06年6月　130,000株　225円　06年6月～36年6月
06年6月　827,000株　225円　06年6月～16年6月
07年6月　　40,000株　320円　07年6月～17年6月
08年9月　　84,000株　375円　08年12月～18年11月
09年9月　141,000株　375円　09年10月～19年9月
10年6月　132,000株　375円　10年7月～20年6月
11年6月　113,000株　390円　11年6月～21年6月
12年6月　124,000株　390円　12年6月～22年6月
13年6月　134,000株　390円　13年6月～23年6月

ストック・オプションは222.5万株とこちらも多く行使価格も十分安い。
こちらも確実は売り圧力と見て良い。

需給面は残念ながら相当厳しいと見る。公募参加はかなりのリスクを負って参加することになる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

バイオはやはりハイリスク・ハイリターン。
新薬の創薬ベンチャーとして期待できる部分もあるし、黒字化が見込まれているところは良いが、
上場時点では既存株主の出口にもなっており積極的な参加がしづらい。

しかしながら次世代の新薬としての期待も高く、よく分からないが、魅力は感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

期待感をかって買うかの銘柄で、しかもバイオなので評価が難しい。
売り圧力も相当なので初値高騰の期待感で参加すると痛手を負う可能性も。

枚数が多いため当選はしやすいので、参加の決断に迷うところ。
ハイリスク・ハイリターンだが公募参加の妙味的にはありとしておきたい。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です