フリークアウトのIPO新規上場情報

ネット系、DSP（デマンドサイド・プラットフォーム）事業
主幹事野村、業績は急成長中、ただしかなり若い企業

売出数変更で枚数減少

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

マザーズ・ネット系、ビックデータ関連で急成長中。
注目度はかなり高いと見る。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年9月度の連結予想EPSは0.31円。
想定価格1,910円から計算される予想PERは約6000倍。

業績予想がコスト増の為、減益予想となっており数字上はかなり厳しい。

しかし過去の伸び率と企業が若い点、業種による期待などで買われると予想。

数字上の割安性より、新規上場でこれからの期待感で買う銘柄。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約15.2億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

発表時より売出数が減少するなど、希少価値もある。
また会社的にも伸びる期待をしていると見る。

V.C.の推定保有数は1288.46千株程度とかなり多い。
ジャフコ他、GMOといったネット系V.C.の保有あり。
大きなものはロックアップあり90日間。1.5倍以上で売却可能となる。
（個人的には1.5倍はすぐに超えそうなので更に超えた割高水準での売りに注意）
1.5倍というのはやや甘めで資金回収には来やすいと感じる。

・ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議 対象株数（株）行使価格（円） 行使期間
11年9月　180,000株　20円　13年10月～21年9月
12年1月　180,000株　20円　14年2月～22年1月
13年6月　　10,000株　1,750円　15年6月～23年6月
13年9月　121,240株　1,750円　15年10月～23年9月
14年3月　　72,800株　公募価格　16年3月～24年3月

ストックオプションは20円という格安行使価格で上場後すぐ行使でき る。
360千株の売りは覚悟しておいたほうがいいだろう。

売り側を気にしていては参加できない銘柄か？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

今季減益予想だが、それもコスト増によるもので未来に向けた投資として期待できる。
人気度は急成長のネット系で、アプリ開発ではなく広告系、データ解析系というのは期待したい。

もちろん、ネット系の大企業も参入しているのでそこを超すような仕組みと強さを持てばかなりの成長が期待できる。
海外にも向かって投資しているのはネット系では◎。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値は当然期待できるが、その後も急成長や何か話題が出れば株価が伸びそうな銘柄。
2014年の注目銘柄の一つとして頑張りそうだ。

ただ野村證券主幹事で公募取得の難易度が高いのは残念なところとなる。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です