ムゲンエステートのIPO新規上場情報

最近多い不動産業、主幹事いちよし証券
業績もよくマザーズなのは好材料
中規模で主幹事実力からか？幹事団が多い。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

マザーズながら不動産業で特に新規性はない。
中古物件販売などはある程度時代のニーズにはマッチしている。
硬くないカタカナ社名のというのは少しはイメージがいいか？

注目度は普通といったところ。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の連結予想EPSは133.83円。
想定価格1,200円から計算される予想PERは約8.97倍。

同業種（不動産業）は低PERで放置されている銘柄も多く割安評価はしにくい。

直近の伸び率は良いので、その点とマザーズIPOでのPERと見られれば
割安と感じ取られる可能性もあり。

こちらもそこそこといった印象。割安性より配当性向か？
予定配当は12円で1％とかなり低いのは残念。


３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約35.8億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はいちよし証券。

規模の大きさは気になるところ。公募が多いが枚数も多い。

既存株主にV.C.らしき名前は見当たらない。
そういう意味では創業者は不動産業でよくここまで頑張ったという印象。

大株主へのロックアップは180日間。

・ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議 対象株数（株）行使価格（円） 行使期間
 07年8月　72,000株　140円　09年9月～17年7月

行使価格は低いが枚数が少ないため気にしなくてもいいだろう。

需給面では売り方勢は見えないが、ボリュームの大きさが気になる。
買いやすい価格帯でマザーズでいかがと感じる。
（最近では大型小型よりも業種や知名度が重要かもしれない）

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

残念ながら不動産業はIPOでは不人気。景気に左右されやすい。

すでに既上場の銘柄も多く、改めて魅力は感じにくい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

改めて銘柄分析をすると6月に良い銘柄が多く出てきたためか魅力は見劣りしてしまう銘柄。
ただし直近の業績もよく、久々のマザーズ案件。
買いやすい価格帯に枚数の多さから攻め易さもある。

評価的には微妙銘柄としたいが、戦略的にはBBスタンスは強めでもいいかもしれない。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です