ディー・エル・イーのIPO新規上場情報

IPとはIntellectual Property：著作権等の知的財産権。「秘密結社　鷹の爪」からスタートしている模様。
業績は鳴かず飛ばずといった感じ、正直鷹の爪以外はヒットキャラは出てないイメージ（私が知らないだけか？）

業績が伸びてればいいんですが、う～んとうなりたくなる第一印象。
東証マザーズ上場、主幹事野村證券。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

東証マザーズ上場の情報通信業、それなりの注目度はありそうだ。
キャラクターサービスということで業績はどうであれ一般受けも良さそう。

上場日が重なり片方の注目度がかなり高いため、分散されて煽りを受けそうなのが残念。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年6月度の単独予想EPSは72.06円。
想定価格970円から計算される予想PERは約13.5倍。

キャラクター系（サンリオ等）と比べてみると割安感はある方。

ただ強気の仮条件があるので少し残念。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約14.5億円（想定価格ベースOA分含む）の小～中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

V.C.は705.8千株を占めるドリームインキュベータがメイン、
しかしながらロックアップの掛かりはよく90日間、1.5倍で解除となる。
解除価格がやや低めなのでロックアップはあまり意味ないかもしれない。

ストック・オプションの状況
60千株　25円
20千株　25円
239.8千株　250円
20千株　25円
200千株　250円
4千株　250円
20千株　500円
10千株　500円
20千株　500円
6千株　500円
39千株　600円
7千株　600円
11千株　600円
4千株　600円
18.6千株　600円
12.4千株　600円
2千株　600円
10千株　600円
40.2千株　600円
198.8千株　600円
列記してみたが15回もストック・オプションを発行、数は小さいものが多いが
250円の割合が一番多い。

列記して多く見えてしまったかもしれないが、需給面としては買いの方が上回りそう。
ただ一定の売り需要は見込まれていて特にロックアップが1.5倍など、
要所要所での売り玉には注意。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

キャラクターとしては面白みがある。

鷹の爪軍団は私も知っているが、それ以外のキャラクターが微妙に感じる。
業務内容のリスクにもあったがフラッシュコンテンツということで
デジタルメディアでは盗作などのリスクもありそう。

やはりメインのキャラクターで大きく活躍する新しいものがほしい。
個人的にはこういう銘柄は嫌いではない。情熱を持って頑張って欲しい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

ストック・オプション列記でわかりにくくなったが、面白い銘柄だとは思う。
ヒット商品が出れば大きく化ける可能性もある。
またそれを期待してIPOでは買われる銘柄だろう。

残念なのが同日上場に更に期待がかかる銘柄の上場があること。
初値が控えめなら逆にセカンダリーが面白いのかもしれない。

とは言いつつIPOの好調が続けば2000円を目処に初値も頑張りそう。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です