ジャパンディスプレイのIPO新規上場情報

グローバルオファリング（国内募集株式数 77,000,000 株及び海外募集株式数 63,000,000 株を目処）
売出は殆どが産業改革機構、また日本の電機メーカーが再生をかけて作ったので、ソニー・東芝・日立製作所

個人的には好かない銘柄なので、IPOとは言え十分検討して決めたい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

産業革新機構が始めて売り出すIPOとして注目度が高い。
また約半分程度は海外募集となっていて、海外からの目も非常に重要となりそう。

なかなか失敗とはしたくないほどの注目度といえる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年3月度の連結予想EPSは145.55円。
想定価格1,100円から計算される予想PERは約7.56倍。

予想EPSの値に問題があるのでなんとも言えないが、とりあえず見かけ上は何とかなったか？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約4090億円（想定価格ベースOA分含む）の横綱級IPO、
上場市場は東証1部or2部で公開価格決定後に決定だが東証１部だろう。
主幹事は野村證券。

産業革新機構の売出IPOと言っても良い、ロックアップは売出元にもなっている
機構やソニーなど電機メーカーに180日。

ストック・オプションは8525千株ほどで500円。
すぐには行使できず6月末頃からになる。上場すぐには影響しない。

超横綱級IPOなので公募取得は容易、需給面では悪く引き受ける価値が有るかの判断になる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ディスプレイ事業は残念ながら、すでに斜陽産業。
夢のあるような話が見えてこないところが残念で、ただ名前を変えて頑張るのではなく、
新しい技術力が見たかったところ。

当方としては、絶対に目の疲れないディスプレイを開発して欲しい（笑）

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

参加すべきか判断に迷うIPOであるが、行事ごとに参加が大好きな方は参加。
触らぬ神にたたりなし派の人は不参加といった姿勢か？

個人的には仮条件の幅を見ても海外勢への配慮などがみえ、
公募価格は若干のディスカウント価値を見せるのではないかと思っている。
海外投資家に初値で5%UPぐらいの強さを見せたいところ。

主幹事のお手並み拝見IPOかもしれない。

全体考察
総合得点は4点で、私のBBスタンスはC評価です