エンバイオ・ホールディングスのIPO新規上場情報

本社従業員4名、連結33名
土壌汚染対策で特需があったか？直近での業績は伸び盛り
東証マザーズ上場、買いやすい価格帯。

資金使途は借金返済と子会社融資で使われる名目イマイチ。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

土壌汚染対策ということでテーマ的には注目を浴びそうな銘柄。
東証マザーズ上場で、単価も安く買いやすい点も好材料。

日本BS放送と同日上場になった為、どちらに注目が集まるか？といったところ。
こちらの方が買いやすいので安心感がある。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年3月度の連結予想EPSは40.43円。
想定価格550円から計算される予想PERは約13.6倍。

業績の伸びや同業系との比較では割安感あり。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.14億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

ロックアップはV.C系に90日間（1.5倍で解除）、その他株主には180日掛かっている。
V.C.の保有が非常に多く、ロックアップのかかり的にも1.5倍以上なら
いつでも売ってきそうな気配がある（1300千株ほど潜在）。

ストック・オプションは価格200～300円で複数
470千株の200円が一番多い。価格帯的には無視できないが枚数的には多くはない。

売り側は確実に存在し、特にロックアップ解除後のV.C.の売りが怖い。
しかし上場日的には需給面で吸収規模が小さく初値に関しては大丈夫と考える。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

テーマ的には人気はありそうな事業。
ただし従業員の数だったり、いまいち企業的に胡散臭さも感じる。

こういった企業は胡散臭さもややあっていいのかもしれないが、
売り側の多さなどを見ると残念ながら不安感も多い。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

銘柄の本質はどうであれIPO的には評価できる銘柄。
東証マザーズ・小型・テーマ性で、まず買い気配で始まるだろう。

また買いやすい価格帯も後押しし、枚数も多いため出来れば確保したいところ。

今のところ胡散臭さも感じるが、環境テーマ株としてうまくいけば
大きく伸びる可能性もあるかも知れない・・・という期待でとりあえずは好調な滑り出しを期待。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です