アーキテクツ・スタジオ・ジャパンのIPO新規上場情報

マザーズ上場、野村主幹事。
セクターはサービス業。
利益構造がよく分かりませんが、建築家の会員ビジネス？特化型人材ビジネスでしょうか？

業績はそこそこで、緩やかな伸びまたは横ばい。
小粒IPOですので初値は期待できるでしょう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

東証マザーズ上場ということで、上場日の参加注目度とし ては
IPOが被る中ある方と感じる。

正直、注目度それ程でも超軽量IPOで大丈夫。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年3月度の単独予想EPSは123.1円。
想定価格1,590円から計算される予想PERは約12.9倍。

仮条件は大幅に上げてきたので、上限出来ますとこの値は結構変わってくる。
ネット系とかではないのでべらぼうに高いPERにはなっていない。

ただ業績の伸びはいいので、もう少し評価されそうだ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.49億円（想定価格ベースOA分含む）の超小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

マザーズの最軽量級といった感じで、上場日が重なっても値が飛びそうな予感。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は292千株。
基本、上位の組合には他の株主含めロックアップあり。
ロックアップは90日間。1.5倍または発行価格の1.5倍以上で売却可能。

ストック・オプションの未行使残高は91千株。
行使価格は1000円とめちゃくちゃ安くもなく妥当か？
またボリューム小さい。

最軽量級の上場で、ほぼ確実に需給面ではプレミア級。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

正直、建築家を集めて認証するようなビジネスモデルが流行るのか？
図りかねるところがあるが、一般的に見て謎や不信感もあるところで
認証制ビジネスをするのは面白いといえる。

また不動産関係の今の時期の上場はプラスと言えそう。
認知度向上という上場メリットも有り。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

いづれにせよ、軽量プレミアIPOで獲得することすら難しい。
公募参加が難しく、反対に上場日が被ることで初値が安く付くことを
狙っているセカンダリのほうが多いかもしれない。

全体評価としては、当たりにくさを割り引いて9点としました。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です