エンカレッジ・テクノロジのIPO新規上場情報

企業向け、システムネット系。
業績は抜群ではないが伸びている。
資金使途も前向きで、期待感から初値も良くなりそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

マザーネット系、人気業種だがやや地味感も漂う。
それだけ堅実ということか？個人的には悪い気はしない。

直近ではシステム情報が非常に参考になるだろう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年3月度の単独予想EPSは84.99円。
想定価格1,480円から計算される予想PERは約17.4倍。

成長は緩やかなのでこの程度の評価なのかもしれないが、
今のIPO人気を考えればもっと評価されそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約11.0億円（想定価格ベースOA分含む）の小型～中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

主幹事までしっかりしている・・・。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は45万株。
その他NTTファイナンスなど、あっNTT系を扱っているのかとまた固さを感じる。
ロックアップの掛かりはよく法人2社、V.C.2組合、その他7名の上位陣
90日間。1.5倍または発行価格の1.5倍以上で売却可能。

ストック・オプションの未行使残高は17.9万株。
行使価格200円で上場後行使可能となっている。
ただボリュームは、それほど大きいものではない。

ストック・オプションはまぁ仕方ないとして、需給面で見ても
やや固めの好感が持てる。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

マザーズネット系であるが、流行りのアプリ開発などではなくてシステム系。
そういう意味ではすでに出来上がった産業の中、緩やかながら業績を伸ばしているのは評価できる。

テーマ的にはIPOの資金使途にもあるようにクラウド開発に期待がかかる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

びっくりするほどお固い印象があり、そういう銘柄のほうが安心感があり好きな人も多いだろう。
IPO的にはシステム情報の再来が予測され3倍以上を初値が超えても何ら不思議はない状態。

主幹事野村でまた固く、あまり高くなりすぎると冷やし玉を浴びせてくるかもしれない。
（まっ、金儲けが商売なので都合のいいようにしそうなのでないか・・・）

BBスタンスは全力だが、配分も固そう（涙）

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です