ＩＣＤＡホールディングスのIPO新規上場情報

自動車関連企業でホンダ車や輸入車の流通。
流通の複雑化に伴い新しく出来た感じで業績は緩やかながら増加傾向。
IPO需要の後押しで上場タイミングとしては絶好と感じる。

野村主幹事、吸収金額7.4億程度の小型IPO。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

自動車関連企業で、小売り関連。
鈴鹿市に本社があり、自動車の町の企業といった感触を受けるが、
全国的に見ると注目度は低そう。

 ２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年3月度の連結予想ＥＰＳは261.51円。
想定価格1,800円から計算されるPERは約6.88倍。

業績は緩やかな伸び基調なので、PER的に見てやや割安感はある。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.38億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場はジャスダックスタンダード。主幹事は野村證券。

公募売り出し比は、公募が売り出しの5倍程度と好感。

VC出資、ストック・オプションの残数もなしと上場が出口戦略でないのは更に好感が持てる。

また既存株主へのロックアップもしっかりとかかっていて、
こちらは90日、または1.5倍で解除となる。

需給面で見ればかなり良好な銘柄。
先の割安面と合わせても、公募価格から1.5倍～2倍の魅力はある。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

残念ながら地方で、小売業という面で見れば魅力には乏しい。
とはいえ、業績は伸びているし業態を全国に展開するといった可能性もある。

急激な伸びではなく、安定した伸びを期待したい銘柄。


５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

業績そこそこで、割安面・需給面で好感が持てる銘柄。
業態面では魅力には欠けるものの、公募価格以上の魅力はある銘柄。

ただIPOは特に初値に関しては、注目度が大きく左右されるので
初値に関してはそれまで期待するのはかわいそうといったところか？

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です