日本コンセプトのIPO新規上場情報

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

日本コンセプトの概要

市場：JQS (倉庫・運輸関連業)

事業内容：タンクコンテナを使用した国際複合一貫輸送及び付帯業務

日本コンセプトのIPO(新規上場)日程関連

仮条件決定日	2012/09/13 (木)
ＢＢ期間	開始： 2012/09/18 (火) ～終了： 2012/09/24 (月)
公募価格決定	2012/09/25 (火)
購入申込期間	開始： 2012/09/26 (水) ～終了： 2012/10/01 (月)
上場予定日	2012/10/04 (木)

日本コンセプトのIPO(新規上場)基本情報

公募株式数	総計：1,221,000株（公募：450,000株 / 売出：771,000株）売出株式比率：63.1%
O.A.分	183,100株（O.A.=オーバーアロットメント）
発行済株数	4,366,000株（上場時、公募株数含む）
OR	32.2% （オファリング・レシオ、OA分含む計算）
想定価格	1,140円
仮条件価格	1,020～1,140円 (変動率：-10.5% ～0.0% 中立 )
公募価格	1,020円（想定価格との差：-120円 / -10.5% ）
IPOの資金用途	設備資金としてその全額をタンクコンテナの購入に充当する予定

日本コンセプトのIPO価格マトリックス（価格・吸収金額・時価総額）

	想定価格	公開価格	初値	現在値
株価	1,140円	1,020円 -120円	938円 -82円	1,750円分割 3倍 (+4,312円)
変化率		-10.5%	-8.0%	+459.7%
吸収金額	16.0億円	14.3億円 -1.6億円	13.1億円 -1.1億円
時価総額	49.7億円	44.5億円 -5.2億円	40.9億円 -3.5億円	242億円 +201億円

※左から右へ時系列的に並んでいます。増減比は左のカラム（行）に対するものです。

※吸収金額はOA（オーバーアロットメント）分を含んで計算しています。

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

日本コンセプトの取り扱い証券会社と引受割合・シンジケート

主幹事証券

野村證券

幹事団と割当

証券会社名	割当数	割当(%)	抽選配分
野村證券	976,800株	80.00%	879枚
三菱UFJモルガン・スタンレー証券	122,100株	10.00%	134枚
SMBC日興証券	73,300株	6.00%	73枚
みずほインベスターズ証券	48,800株	4.00%	-枚
(その他：)

※抽選配分は過去の個人投資家への同一条件抽選状況をもとに、およその配分量を算出したものです。

企業データ

会社名	日本コンセプト
所在地	東京都千代田区内幸町二丁目２番２号
設立	1994年01月06日
従業員数	71人
監査法人	有限責任監査法人トーマツ

日本コンセプトの概況（直近の経営指標、業績予想）

日本コンセプトのストックオプション（新株予約権）の状況

データ未更新。2015年6月以降の上場銘柄に関して情報更新中です。

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

日本コンセプトの初値予想・評価・BBスタンス・初値結果関連

BB参加姿勢	評価： (C:微妙)
初値予想 (BB開始時)	1,200円（想定価格比: +60円/+5.3%）
直前予想 (上場前)	1,100円（公募比: +80円/+7.8%）
初値	938円（公募比: -82円/-8.0%）

※評価はＳ～Ｄまで、初値予想はＢＢ開始時と上場前直前に行っています。

・新規承認時の第一印象

ジャスダックスタンダード上場で規模的には小から中規模。

業績は横ばいか緩やかに上昇傾向程度。

枚数が多く取りやすそうなので、割安感次第での参加か？

・ブックビルディング姿勢に対するコメント

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目
ジャスダックスタンダード上場で、業種もコンテナ業で少し地味な感じがします。
注目度は薄い部類に入るでしょう。

しかしながら今年はジャスダックスタンダード銘柄が
順調な滑り出しなものが多く、上場タイミングとしては良いと感じます。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から
2012年12月度の単独予想ＥＰＳは139.07(T社)。
想定価格1,140円で計算するとＰＥＲは8.2倍程度。

それなりに堅調な業績の推移を考慮すると10倍以下ということで
若干のディスカウント程度の感触。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約16億円（想定価格ベースOA分含む）、
上場市場はジャスダックスタンダードで主幹事は野村證券。
その他幹事団は4社と微妙に少ない。

公募売出比は売出のほうが多く、この部分はあまり好感できない。
売出株主にV.C.保有が多く上場での資金回収目的が多少感じる。

ストックオプションの未行使残高はなし。
基本的に大株主と売出にないV.C.にはロックアップが90日、1.5倍で売却可能で掛かっている。

この銘柄の人気度を考えると、上場時の需給は売り買い均衡といった感じで魅力にかける。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

コンテナ業ということで、人気化しそうな業種ではない。
新規性というものを感じないのはIPOでは残念なところ。

業種的には魅力はないという結論。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める
新規性がなく魅力にはかける銘柄、ただ若干のディスカウント価格での公募なので、
最近のジャスダックスタンダード銘柄の上場状況を見ていると
公募よりやや上にはなる可能性を感じる。

主幹事野村で、そのた4社の幹事団だが枚数が多いので、
公募での取得はやや容易な部類になると感じる。

結論としては微妙銘柄としか言いようがない。
ちなみに社名もコンセプトが分かりにくいですね^^;

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です