グリーンズ(6547)のIPO新規上場情報

東証2部上場、シティ系・地域系の2種類のビジネスホテル展開。
三重県本店。三重ではホテルのレストランなども運営。
コンフォートホテルは全国展開。

吸収金額大きく、上場日が重なることを踏まえれば初値よりも中長期セカンダリー向け名柄。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

全国展開のホテルチェーン「コンフォートホテル」などで知名度は多少ある。
ただし、東証2部上場で吸収金額も大きく初値高騰向けではない。

連日上場の中、単独上場となるので格好は付ける形になりそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年6月度の連結予想EPSは140.59円。
想定価格1,350円から計算される予想PERは約9.6倍。

ホテル銘柄ということで不動産というよりかはサービス業。
その視点で、今後東京オリンピックも含め期待感からすると割安感あり。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約68.3億円（想定価格ベースOA分含む）の大型IPO、
上場市場は東証2部。主幹事は野村證券。

公募売出比は約半々といったところ。オファリングレシオもやや大きめで売出数多い。

ベンチャーキャピタルの出資や、ストック・オプションの未行使残はなし。
堅実にホテル経営で積み上げてきたイメージでその部分は好感が持てる。

需給面で見ると上場初値は厳しそう、ただし中長期的な視点だと、
安定保有株としての魅力はあるかもしれない。規模的に東証1部昇格も近い。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

民泊がテーマになるぐらい、東京オリンピックまでは宿泊需要が高い。
直近で特需が待っている中、現状の価格帯で買えるのはお買い得なイメージ。

ただし、上場初値の視点では他の銘柄の知名度や注目度に抜かれて苦戦しそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

社名からするとどこかの園芸屋みたいな名前だが、全国ホテルチェーンは魅力な部分はある。
短期的には厳しいが、長期的には宿泊券優待などを含め株価向上施策も取りやすい。

のんびりとした投資スタイル向けのIPOか？

初値視点で見ると、東証2部上場で地方本店の地味さがあり、
その上吸収規模もやや大きめなため、奮わない可能性のほうが高い。
公募付近の決着でも売らずに持ち続けられるのであれば公募申し込みもいいけど、
それなら初値で買えばいいので、やはりBBスタンスは微妙を維持。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です