ＪＭＣ(5704)のIPO新規上場情報

非鉄金属セクター、技術系で業績が急上昇。
まだまだ注目度は高めの３D分野関連。
枚数は若干多めも野村主幹事で10億レベル、需給面もそこそこ。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

3Dプリンターということで技術的な多少の注目はありそう。
いろいろな企業が、事業の一つとして行っているイメージがあるが専門で上場会社は初か？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年12月度の連結予想EPSは79.42円。
想定価格920円から計算される予想PERは約11.58倍。

現状の業績成長で見られてそうで数値的には妥当な価格。
特に業績が落ち目でもないので、比較的割安感は感じやすいと思う。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約10.5億円（想定価格ベースOA分含む）の小～中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

公募売出比は、ほぼ公募となっている。

ベンチャーキャピタルからの出資はやや多めで40万株ほど。
ただし90日or1.5倍のロックアップがあり。
またストックオプションの未行使残で、行使期間に入るものも12.4万株ほど。
こちらも250円価格となっていて、やや売り玉は多いイメージはある。

1.5倍までは安心のイメージ、ただ初値が1.5倍を超えていくとV.C.の売りをこなしながら、
どもまで株価成長目指せるかが焦点。とりあえず上場時の需給面では良好。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

「３D」というキーワードで見れば、パット見で面白い銘柄。
ただし、セクターは非鉄金属で地味系に感じられてしまうリスクも。

上場時の時価総額も低く、PBRでも1倍台と買いやすい価格なので
上場時の応援としては、非常に買いやすい設定になっていると感じる。
英文字3文字企業はなんとなく怖いが、これだけ小さいスタートなら安心だろう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

技術的な強さがあるそうな企業ながら、マザーズで小さいスタートとなる点を評価したい。
また３Dのテーマからすれば、今後大当たりの技術の可能性もある。

気になる点はベンチャーキャピタルの保有割合などだが、
これも時価総額が低いために割合が多く見えるためと感じる。

想定価格も1000円以下で非常に買いやすいIPOになっていると感じる。
3社同時上場もあり、初値高騰はしないかもしれないが、それもあまり気にせず積極参加できそうな銘柄か？

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です