バリューデザイン(3960)のIPO新規上場情報

マザーズ小型情報通信系。日興でも良い方のIPOか？
プラスチックのデザインカード導入はよく見る。
何か特許取ってたり、さらに研究開発していたら強そう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

誰もが1枚ぐらい手にとったことがあるかもしれないプラスチック型カード
スマホカバーが売れているようにカードもデザイン性が重要な時代。

導入実績も高くそれなりの注目度があると感じる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年6月度の連結予想EPSは166.47円。
想定価格1,860円から計算される予想PERは約11.17倍。

連結後の赤字からか？予想PERは抑えた価格設定になっていて割安感を感じる。
減損処理の赤字出しで売上高は伸び基調なので好感。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.26億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場で主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は少量の売出程度でほぼ公募。枚数も少なくプレミア感あり。

ベンチャーキャピタルからの出資はあるがロップアップがかかっている。
1.5倍で解除となり、初値は1.5倍超えを見込めそうであまり意味のないロックアップという感触。
また複数のストック・オプションもある。規模的には公募株の半分程度が上場時に参入されるので
売り玉の割合としては大きい印象。

規模感や希少感で需給面では良しと見る。さらに割安感もあるので、大きな売りも躊躇しそうで
初値高騰がどこまで行くのか？ややオーバーシュート気味に初値が付きそうな印象。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

カードデザインというのは、今は販促ツールとして流行りの分野。まだまだ導入企業が増えそう。
個人的にはカードのデザインが良くなるのは所有欲を満たすので魅力的だが、
そもそもカードなんてたくさん持ちたくない人も多い。

そういう意味では、ローテク感が出るのも早いかもしれない。
技術開発して、カード管理はスマホでアプリ一元化、壁紙でデザイン作成なんかやったらどうか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

現時点では悪いところが殆ど無い銘柄。マザーズ・小型・ネット系の三拍子。
さらにはプレミア感（希少感）もあり、事業の注目度もそこそこ。

上場日の被りもなく、初日値付かずで次の日の上場銘柄と被る可能性も。
そうなると三銘柄共に評価の高い銘柄ながら、どこかが安い初値になるのは否定出来ない。

公募取得困難で、セカンダリーも含めて考えていくと面白いのではないだろうか？

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です