シルバーエッグ・テクノロジー(3961)のIPO新規上場情報

主幹事大和証券。マザーズ小型で想定価格も買いやすいレベル。
AI(人工知能)技術でテーマ性高い。
ただ、他にもこういったことをしてそうな企業はありそうなので特許など、何が特別で利益を上げる要素かは確認したい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

AI技術によりウェブマーケティングに活かすというテーマ性の高い業種。
マザーズ小型ネット系で、パット見から期待したくなる銘柄。

ただ、小粒の優秀な銘柄の上場日が近いことだけは気になる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年12月度の単独予想EPSは30.29円。
想定価格850円から計算される予想PERは約28.06倍。

比較銘柄が軒並み高PERの業種。予想PER30倍なら割安レベル。
業績も売上・利益共に急成長を遂げている。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.83億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場で主幹事は大和証券。

公募売出比は公募3：売出2で公募が多い。価格帯が安く枚数自体は多少あり。

ベンチャーキャピタルからの出資は222.3千株。ロックアップは1.5倍で解除。
既存株主の状況は社長のトーマスさんが占める状況。
ストック・オプションは上場後は行使期間に入るものがない。数も多くはない。
既存株主の構成もかなりいい状況と感じる。

公募組の売りさえ出なければ、かなり初値高騰しそうな需給関係。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

AI技術は今のトレンド、しかもウェブマーケティングで結果も出ている。
どんどんと高度化する技術で勝ち残った企業。技術も高いものがあるのだろう。

ベイジアン協調フィルタリングという数学を応用しているらしい。
なかなか他企業が真似できる代物ではなさそう。真似できないというのは強い。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

最強銘柄を与えたいところ。さらに価格帯が安いことで枚数豊富。
個人ても公募当選の見込みが上がることも加味すればS級評価ができる。

9月末に良い意味で甲乙つけがたい3銘柄が連日上場となる。
どれか一つぐらいは公募株で持っておいて楽しみたいところ。

全体考察
総合得点は10点で、私のBBスタンスはS評価です