カヤックのIPO新規上場情報

面白法人で知名度高い。
業績の伸びもなかなか堅調。
業務内容は「日本的面白コンテンツ事業」
ありなのかなしなのか？私は好きです。サイコロで給与決めたりするところですよね？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

人気の高いネット系企業、さらに面白いことをする会社ということで知名度は高め。
上場もクリスマス上場になっており、注目度を高めるのはうまそうだ。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の単独予想EPSは16.89円。
想定価格530円から計算される予想PERは約31.4倍。

業種的にもう少し高く設定したいとこかも知れないが、実際の足元の業績が
響いていると見る。これでも値的には割高設定。
財務情報というか業績みると、急成長とは言いにくい。なんとなく緩い感じ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約8.4億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

公募売出比は公募のほうが2倍以上多い。

ベンチャーキャピタルの出資は300千株ほど。サイバーエージェントをV.C.と言うかはどうか？
量として大きくはなく実際投資対象にしづらい印象なのか？

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
13年12月　289,200株　690円　16年1月～23年12月

ストック・オプションの行使はかなり先になる。さらに行使もゆったりと可能な条件付き。

このあたり企業姿勢なのか？あまり金儲け主義ではないように見える。
時代に即したタイプの企業姿勢にも見えるし甘い企業にも見えるし難しい。

IPOとしてはこういった姿勢の企業評価で需要がどれほど出るかになる。
基本的には需給面良好と見る。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

面白法人ということで、好き嫌いが非常に分かれそうな企業。
新規上場する企業としては、面白みの他、新規性があり魅力はそれなりにあると感じる。

ただこういった企業姿勢を甘いと感じれば魅力がないし、業績と言うか数字に
あまり良い結果が見えないのでリスクは高いと感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

企業は利益を出してなんぼという世界の中、あまりそういった姿勢が見えないのが
IPOの中でも見える。これから上場企業として株主に対しての責任をとかは考えてなさそうなので（こっちの勝手な考えかも知れないが、あくまで企業姿勢的にそう感じる）、それもまた「おつ」という方が買う銘柄か？

初値は注目度の高さから、大丈夫で積極参加で。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です