インターワークスのIPO新規上場情報

マザーズ上場の人材・求人サービス。業績順調。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

マザーズ上場の求人サイト業、業績の伸びもいいのでそこそこ注目されそうだが、
それほど新規性を感じない点で、上場ラッシュの中では埋もれるかもしれない。

注目度は中程度か？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年3月度の連結予想EPSは89.63円。
想定価格1,720円から計算される予想PERは約19.2倍。

現状の伸びと業種間比較ではやや割安の設定。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約18.1億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

公募売出比は売出が公募の2倍程度。

ベンチャーキャピタルの保有数は20千株の他、親会社アミューズキャピタルが大量保有。
2組合に分かれて65％程度を保有。このあたりは保有予定のようだがわからないところ。
ロックアップはしっかりと掛かっており、90日間。1.5倍で解除となる。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
06年3月　　8,000株　250円　08年12月～16年10月
07年3月　14,000株　250円　09年4月～16年10月
08年2月　44,000株　625円　10年5月～16年2月
13年12月　40,000株　250円　16年2月～23年11月

ストックオプションのボリュームは小さい。

親会社アミューズの動向が気になるところか？

多少荷もたれ感のある吸収金額で、やや微妙な初値形成になるかもしれない。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

現状の業績は良いが求人サイトとしてこれといった特徴を感じない。
ここがいいというものをもう少し前面に出さないと市場は評価しないのではないかと感じる。

結構いくつかのサイトが出てきているのでいずれ淘汰や合併なども考えられ
そうなった場合に特徴の薄いここは危ないと感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

いつの時代も求人は大きな需要だが、ようやく雇用の回復が後押しになっているところがある。
景気後退局面になった時、この企業がどう成長するのか疑問を感じる。

とりあえず上場時点では昇り調子なので、初値は大丈夫といったところか？

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です