ＧＭＯリサーチのIPO新規上場情報

GMO系列の上場、というかGMおの冠の付いた上場増やしていいの？またGMOクリック証券さんが幹事団に入ってないけどIPOにやる気はないのか？（笑）

売上利益とも順調に伸びる。事業としては事業者向けサービスが豊富で、また海外へアンケート調査展開で積極的。強みはありそうだ。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

GMOの冠がついた銘柄の登場。
親子上場はなるべくしない方向に行っている中でもGMO系上場となる。

基本的にはネット系企業として成功例が多く初値期待は強い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の連結予想EPSは100.25円。
想定価格2,090円から計算される予想PERは約20.8倍。

業績好調でリサーチ会社の同業者から見れば割安感あり。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約10.8億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

公募売出比は、やや売り出しが多い程度。気になるほどではない。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は159.6千株。第2位の株主。
親会社と同じくロックアップありで90日間。1.5倍以上の解除となっている。
ロックアップ解除価格は目安になりそう。

・ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
07年10月　21,000株　202円　09年10月～17年10月
08年3月　　　4,500株　638円　10年3月～18年3月
14年12月　　3,250株　680円　16年1月～24年1月

ストックオプションは202円で行使可能が210枚など、ボリューム自体は小さい。

この中で気になるのはロックアップ解除価格1.5倍か？
ただし需給面と割安感からすれば1.5倍は簡単に超えそうで難しいところ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

GMOが出すリサーチ会社の上場ということで人気化しそうだ。
グループの強みを活かした戦略も今後出てくるかもしれない（GMOクリック証券の優待とか）。
現在は上場を配慮してか取引関係はかなり希薄。

また上場時の価格も割安感があり、上場意義に疑問が残るものの買いたい勢は多いだろう。


５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

親子上場ということであまりいいイメージで無い層も多いだろう。
また東証などもなるべく親子上場はさせない方針。

個人的には親子上場だからどうというのは気にしない。
再上場案件の方が業績面などをみて、よっぽど質が悪い
GMO関連企業はベンチャー系では逆にお墨付き的なイメージ。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です