エスクロー・エージェント・ジャパンのIPO新規上場情報

公募売出合わせて1600枚程度の小さなIPO,規模は5億レベル
大和証券主幹事、エスクローとは仲介担保事業。
事業的にはなかなか参入が難しそうで特徴はあるか？あと信頼が大事なので上場メリットあり

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

エスクローという分野は専門性が高く、なかなか参入がしにくい事業。
こういった銘柄はIPOでは人気で注目度は高い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年2月度の単独見込EPSは485.35円。
想定価格2,680円から計算される予想PERは約5.52倍。

業績の伸びもよくこの価格は格安

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約4.93億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場はジャスダックスタンダード。主幹事は大和証券。

V.C.保有は少量で推定20千株ほど、大株主にはロックアップあり。
90日間、または発行価格の1.5倍で解除となる。

ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議   行使価格（円）   対象株数（株）   行使期間
平成22年10月   820     15,000   平成24年10月16日～　平成32年10月14日　
平成22年10月　820　   13,500　平成24年10月26日～　 平成32年10月14日　
平成22年10月　820　　12,000　平成25年２月17日～　 平成32年10月14日
平成23年11月　1,690　13,400　平成26年１月20日～　 平成33年１月19日　

価格設定は低いことは低いがそれほど大量でもなく気にするほどでは無いといった程度。

公募売出枚数の少なさ、さらに売り方の状況を見ても需給面は良好といえる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

エスクローと言う聞きなれない言葉の仲介業でIPOでは人気化しそうだ。
また現在は不動産関係とのことから上場知名度や資金力向上より
他の業種への展開も期待できると感じる。

なかなか面白いのではなかろうか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

インパクトの面で付近に上場するサイバーダインの影に隠れてしまったが、
チェックしてみると申し分のない感じがする。

初値高騰も考えられるがサイバーダインに注目度を持っていかれて
安く付くことがあるならセカンダリーも面白そうな銘柄。

枚数が少なく公募取得は困難だが、もちろん欲しい銘柄で全力ブックビル！

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはS評価です