日本アクアのIPO新規上場情報

またもや野村證券、OA除き、全て公募。
業績はなかなか好調の模様。
社名からも分かるように、「水で発泡する断熱材」が特徴

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

エコな断熱材アクアフォームをメインとするエコ産業。
テーマ的には注目を集めやすいと言えそう。

ただIPO的にはやや買い疲れ感がでてくるころか？
東証マザーズ上場というのは良かった！

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2013年12月度の単独予想EPSは111.9円。
想定価格1,480円から計算される予想PERは約13.2倍。

程よい価格設定になっているといえる。

ただし最近の強気仮条件傾向から、この銘柄も公開価格はもう少し上になりそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約26.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

マザーズにしてはややボリューム感のある上場、
枚数が多いが全て公募株というのは好感が持てる。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は100万株。外国のファンドか？
63％を保有する親会社桧家HDにはロックアップがあるが、その他の掛かりは甘め。
ロックアップは90日間。1.5倍または発行価格の1.5倍以上で売却可能。

ストック・オプションの未行使残高は40万株。
ただし行使が15年3月～と先になる。価格は700円。

売り方の動向というよりかは、ややボリュームがあるところが初値を抑える形になりそう。
また業種が地味なので、買い意欲もやや少ないのではないかと感じる。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

個人的に君津住宅のロッテの選手がやっているCMで泡発泡を見た覚えある（笑）
http://www.kimijyu.co.jp/kimiju/cm/cm.html
面白いので是非、見て欲しい。

ということで泡の断熱材というのは、一つの手法としてある程度認知は高い。
アクアフォームはさらに改良された素材なのかもしれない。

エコ関連としては人気が出そうだが、やはり地味な感じは否めない。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

地味さはあるが、業績の伸びもよくマザーズ上場で勢いに乗れば大丈夫。
べらぼうに高い価格設定でもないので安心感もある。

ただしややボリューム感があるので、過度な初値暴騰は期待しない程度でいたい。

ロックアップ価格1.5倍を目処とし、2倍はちょっと行きすぎといった感じか？
枚数多いが野村主幹事なので、なかなか配分されないのが難点。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です