ＩＮＧＳ(245A)のIPO新規上場情報

外食フランチャイズ経営。ラーメン店・カジュアルイタリアン（ピザ）、焼売居酒屋とお手軽人気系が多い。ラーメン店は屋号をオーナー自身が変えて出せるなどの特徴あり。

業績急成長なのは既上場のラーメンFC系と同じで、今後も新規出店で分かりやすく成長予想が出来る。予想PERでは上場のラーン系に比べると妥当な価格設定になっている。

もともと小売業セクターはIPOでは不人気では初値が伸びない事が多かったが、現状ラーメンブームもあるのか？根強い人気のある業種なので、初値もそこそこの上昇、その後もしっかり株価が推移すると言った人気通りの動きになって欲しいところ。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

外食小売業はIPOでは従来不人気系だったが、ラーメン店運営は一躍ブームレベルの人気度。
これまでのラーメンチェーン店のIPOの状況が良いことから、こちらにも期待。

上場日は4社同時上場。
中でも人気面では上位として評価されそうか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2024年8月度、単体予想EPSは139.6。
想定価格1,770円から計算される予想PERは約12.68倍。

業種の状況の良さを考慮すれば、割安感が出てくる。
普通に2,000～3,000円レベルの評価が一旦されることは出来る印象。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約10.9億（想定価格ベースOA分含む）の小型～中型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は公募が売出しの4倍以上で好感。オファリング・レシオは標準範囲。

既存株主にベンチャーキャピタルなどの名前は見当たらない。
さらにロックアップが固く、価格解除無しで180日。

ストック・オプションの未行使残は80,140株、567円。

基本的に上場後の売り圧はなく、公募組だけとなる
ラーメン店の株はがっちり保有という公募組も多そうなだけに売りはかなり少なくなりそう。

需給面はかなり良好と判断できる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

IPOでも一躍人気者になっているラーメンチェーン店を含む外食小売業。
今のIPO情勢では魅力の高い銘柄という判断。素直に情勢にのって動きたいところ。

単一メニューでの勝負ではなく、店ごとにオリジナリティを付けたり出来ることが特徴の模様。
個人的にはこの方式よりも、頑固に一つの味に拘ったラーメンの方が好きだが、
上場会社規模ならこちらのスタイルのほうが面白みがあるのかも知れない。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合評価はB級評価とする。
特に上場時に売り手が極端に少ないように見えることから、初値が吊り上がり気味に高くなりやすい。
同時上場や9月期末という要素があっても、需給面で初値上昇期待できそう。

仮条件も上限を引き上げており上限が2,000円弱。

こうなると1.5倍でも3,000円弱が見えてくるので、
少ない買いでも2,500円ぐらいを1つ目の目安として初値の値付から上下動激しくなりそう。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です