コーユーレンティア(7081)のIPO新規上場情報

2020年1号案件。2社同時上場。ジャスダックスタンダード上場。いちよし証券主幹事。
東京オリンピックに伴い需要増で上場まで。

イベントや事務所などのレンタル業はコワーキングスペースなども増えているのと同じでシェアリングエコノミーとして注目度は高そう。

オールド感ありで、やや吸収金額も大きいが、業績好調で好結果が期待できそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

2020年のスタートIPO。ただし2社同時上場。
イベントレンタル業だが、オリンピックという大イベントを迎え業績向上。
またレンタルというかシェアリングエコシステムは注目度高い。

2020年の1号案件としては、比較的納得行く注目度。
ただし注目度の点ではもう一つのマザーズ上場ジモティーの方が高そう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年12月度、連結予想EPSは153.22円。
想定価格1,890円から計算される予想PERは約12.34倍。

急成長は止まるという弱気予想からか仮条件は控えめ、そのため割安感は感じる。
価格設定からは好感が持てるIPOとなっている。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約21.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場はジャスダックスタンダード。主幹事はいちよし証券。

公募売出比は４：１で公募が多い。オファリングレシオは標準レベル。
ベンチャーキャピタルからの出資は見られない。

ワイドフレンズが９０％以上の保有を占める。ロックアップ180日ときつめ。
売りに関しては公募組以外にほぼなさそうな状況。

ストックオプションの未行使残は計26万株程度、行使期間に入るのは4月以降。
行使価格も1,040円とそれほど低くないので、気にするレベルではない。

吸収金額がやや高めながら、需給面は良好。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

設立から長いレンタル業でジャスダックスタンダード上場ということで、それほど人気化するとは思えない。
ただ事業的には（レンタル＝シェアリングエコノミー）とも取れるので、トレンド感はある。

オリンピックなど大イベントも控え、比較的需要は高そうな事業と言えそう。
いちよし証券主幹事のIPOは固い結果が多いことから人気する可能性もある。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合評価としてA評価をあげても良いような全体内容。
地味さもあることや同時上場でもう一方のほうが注目度が高そうな点を踏まえて比較でB評価とした。
とは言っても、全力で公募ゲットを目指したい銘柄。

日経平均など株価も好調を維持していれば、昨年度年末の好調IPO相場を維持して、
ややオーバーシュート気味の初値になる可能性も秘めている。

やはり第一号アノマリーもあり、12月から1ヶ月以上IPOの間隔が空くというのは、
資金充電期間としては十分でいつも以上の結果を期待したくなる。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です