ハウテレビジョン(7064)のIPO新規上場情報

就職市場関連。エリート特化が特徴。
マザーズ上場で吸収規模小さく4月上場で案件も少ないため、需給面で高騰しそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ゴールデンウィーク前の上場、４月の後半IPOは３つで注目度は自ずと高まる。
業種的には就職市場関係で上場企業が増えている業種。

エリート層に絞ることで専門性を高めているのが特徴。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年1月度、単体予想EPSは50.87円。
想定価格1,210円から計算される予想PERは約23.79倍。

業種や成長性を考えれば妥当かもしれないが、もう少し割安感も感じたかった。
成長が織り込まれている部分もあってか仮条件は上限が想定価格となっている。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約4.39億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はみずほ証券。

売出株式比率30.4%と公募数が多い。公募売出総計3,000枚程度のプラチナチケット系
オファリングレシオは標準内でやや高め。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらず、大株主には180日のしっかりしたロックアップがかかる。
ストック・オプションの未行使残も1,000円程度の価格で量も少なめ、売り圧力は非常に低い。

需給面では最強に近い。市場の充電がされていれば売りがなく初値が高騰しそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

就職市場はIPOでも人気業種。金になる業種という印象。
ただし、上場会社がたくさん出ているように競合も多い。ここはエリート層に絞ることで特徴を見せている。

しっかりとした増収を続けているのは魅力だが、どこかで市場が頭打ちにならないか？規模感は気にしたい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

4月後半IPOの規模が小さいプラチナチケット系。需給面で初値高騰が見込める。
5億以下の吸収金額は2019年で見ると一番小さなIPOと言える。

伸び盛りの企業で時価総額も小さいとなれば、成長株好みのセカンダリー層が狙ってきそう。
スケジュール的にも初値高騰しやすい環境が揃う。

業種的には、すでに似たような上場企業もたくさんあるので新規性には乏しく感じるが、
銘柄的には狙われやすいだろう。需給はかなりいいが、話題性で特段大きな部分がないので控えめのA評価とする。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です