グローバル・リンク・マネジメント(3486)のIPO新規上場情報

投資用マンション経営系。執拗な電話勧誘など業界の印象が悪いが、最近はネット広告に割り振っていてここもIT活用を全面推し。

マザーズ・小型という点で初値には安心感。
最大の同時上場日で不動産セクターがどこまでやれるか？

第一印象は控えめに。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

13日の4社同時上場の１つ。通常よりも煽りを受けそうだが、マザーズ小型な分、影響は少なめか？
不動産セクターで、不動産投資案件はイメージは悪め。

ここの初値結果などが、今年のIPO人気の状況を象徴するかもしれない。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年12月度の連結予想EPSは398.48円。
想定価格2,320円から計算される予想PERは約5.82倍。

不動産セクターを意識してか、非常に低PERの価格設定。
直近の伸びを考えると、この価格はお買い得感がある。

なお、仮条件は強気で+13%ぐらいからスタートしそうだが、それでも割安。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約9.81億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は半々。資金使途は投資マンション仕入れ費用に。
ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらず、ロックアップも180日でガチガチ。
ストック・オプションの未行使残も上場時参入76,800株、全体でも14万株程度と影響は少なそう。

同時上場ながら需給面は問題なさそう。投資会社になるが、勧誘は厳しく投資家（株主）には優しいイメージ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

もともと過度な営業電話とかで業界イメージが悪い印象があり、一般的な魅力には欠けやすい気がする。
ただ、足元の不動産景況感は良く絶好期の上場タイミングという感じか？

不動産セクターは景況感に左右されやすく、長期的にはリスクのほうが大きいと見る。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値高騰向き案件だが、4社同時上場でどうかというところ。
特徴としてはコンパクトマンションというところに目をつけてブランド化し販売。
投資する方も小口化して、入居する方も単身系で稼働率を高める。

不動産投資の産業には危うさもあるが、IPO時点では普通に貰えるなら頂きたい銘柄。
ゲームセクターのようにアホみたいに盛られた価格設定でもなく、投資家には優しめと感じる。

上場日が重ならなければ初値高騰でAスタンスにしていたが、意外に伸びないことも考えてBスタンスを継続。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です