ソウルドアウト(6553)のIPO新規上場情報

珍しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券主幹事。ネット証券（SBI証券、松井証券、マネックス証券）が幹事団に並ぶ。

大株主にオプト、ヤフーなど。売上利益は上り調子が続く。

マザーズ・中型・IT系でそこそこの好発進銘柄となるか？当選し易さも加味するとやや期待。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ネット活用で地域のビジネス支援をしている。大手ネット広告系がバックに付いていて
全国展開して伸ばしてきたのが強み。実績もあり業績好調で上場。

結構前からビジネスとして考えられるが、規模が大きく注目されそう。
上場日もいい感じで単独上場。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年12月度の連結予想EPSは54.16円。
想定価格1,080円から計算される予想PERは約19.94倍。

コンサル系と比較すると、ぼちぼちと言った価格設定。
ただ、個人的には業績や内容を考えると成長性を加味していいと感じており、
やや割安感はあると思う。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約28.8億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

売出が多く売出比率82.4%。ヤフーが約3分の2を売り出す。大株主はオプトが継続。
ベンチャーキャピタルによる出資は見当たらず、資本元はオプトと言える。
ストックオプションの未行使残は316円価格で多数。行使期間に入っているものが67万株ある。

ロックアップは180日（価格解除要件なし）ときつめ。

マイナス点は30億程度の規模とストックオプションが気になるところ。
ただ、7月IPOのスケジュールを見るといい時期に上場となるので、
買い需要のほうが高まると感じていて、需給面も問題にならないか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

事業としてはそれほど新鮮味はないが、しっかりとした実績を残してきて満を持して上場のイメージ。
今後の地方企業へのコンサルに関して上場メリットがあると感じる。

初値の判断は難しいにしても、ジリジリと評価されてくるような企業に思える。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

三菱UFJモルガン・スタンレー証券がマザーズで中規模のIPO主幹事を務めるのは珍しく、
今回はチャンス銘柄と感じる。

30億の規模感からは初値高騰の期待が減るだけで、
今回は公募割れがどうとかのレベルの内容ではなく積極的に取りに行きたいIPO。

配当なども見られるので中長期的にと考えている人も多いとなれば、
先に見込まれてある程度の初値結果を残すのではないかと期待。
状況よくいけば初値2000円のラインが見えてくる。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です